[ベルリン 4日 ロイター] - IHSマークイットが4日発表した7月のドイツのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は61.8と前月の57.5から上昇し過去最高となった。行動制限が緩和され経済が再開したことが背景にある。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは62.4と6月の60.1から上昇し、2006年6月に記録したこれまでの最高を更新した。
IHSマークイットの経済ディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「企業活動の活発化は労働者にとって良いニュースだ。企業は異例のペースで採用を増やしている」と述べた。
「しかしインフレ圧力は強いままで、企業にとってコスト上昇ペースが6月から若干鈍化したことはほとんど慰めにならない」と指摘。「企業の活動が活発化し、生産能力に対する厳しい圧力が指摘されていることから、少なくとも短期的にはコストの上昇が続くだろう」との見方を示した。