[5日 ロイター] - 米中小企業の業界団体、全米独立事業者協会(NFIB)が5日発表した月次調査結果によると、7月に希望通り人材を確保できなかった小規模事業主は半数近くに上った。これまでの平均の2倍以上となり、過去最多を記録した。
調査によると、未充足の求人を報告した小規模事業主の割合は季節調整後で49%と、6月の46%から上昇。48年間の平均値である22%を27ポイント上回った。
さらに、採用を予定する事業主の93%が、資格要件を満たす応募者がほとんど、もしくは全くいないと回答した。
小規模事業主はこの夏も、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって悪化した労働力不足に悩まされている。
調査に答えた小規模事業主の43%が熟練労働者の募集を行う一方、非熟練労働者向けに求人を出したのは25%だった。いずれも6月から3ポイント上昇した。