[ワシントン 1日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が1日発表した8月の製造業景気指数は47.6と7月の46.4から上昇し、市場予想の47.0を上回った。拡大・縮小の分岐点となる50を10カ月連続で下回ったものの、軟化ペースは緩やかになっており、製造業が低水準ながらも安定的に推移している可能性が示された。
同指数が連続して50を下回る期間は2007─09年のグレート・リセッション(大不況)以来最長だった。
8月は先行指標となる新規受注指数が46.8と7月の47.3から低下。価格指数は7月の42.6から48.4に上昇した。雇用指数は2020年7月以来の低水準となった7月の44.4から48.5に上昇した。