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カナダ、6月のサービス部門は新規事業減少で縮小

編集者Emilio Ghigini
発行済 2024-07-04 22:41
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カナダのサービス部門は6月に縮小し、S&Pグローバル・カナダ・サービス購買担当者景気指数(PMI)は3ヵ月ぶりの低水準に落ち込んだ。主要業況指数は5月の51.1から47.1に低下し、3月以来の低水準となり、サービス業活動の減少を示した。

6月の低下は主に新規事業の減少によるもので、新規事業指数は5月の51.8から47.9に低下し、3ヵ月ぶりに低下した。加えて、受注残高の指標は45.1と2020年12月以来の低水準となり、企業が仕事量を無理なく管理していることを示唆した。

企業活動や新規受注の落ち込みとは対照的に、インフレ圧力は緩和の兆しを見せた。投入価格と生産価格のインフレ率は鈍化し、インフレ圧力が抑制されているというカナダ中銀の評価を裏付ける可能性がある。先月、カナダ中銀はG7諸国の中で率先して利下げに踏み切った。

6月の物価指数は5月の55.4から50.9に低下し、投入価格指数は60.0から56.2に低下して2021年2月以来の低水準となった。

製造業とサービス業の両方を含むS&Pグローバル・カナダ総合PMI生産高指数も縮小領域に後退し、5月の50.6から47.5に低下した。製造業PMIは49.3で5月と変わらず、景気縮小の傾向が続いている。

この記事はロイターの寄稿によるものです。

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