1402GMT 1日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
4日終値 前営業日終値
株 FT100 5500.34(+87.46) 5412.88
クセトラDAX 6048.30(+90.87) 5957.43
4日午後3時 31日午前10時半
金 現物値決め 1121.50 1104.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.245 (+0.010) 0.330(0.341)
独連邦債2年物 1.368(1.360)
独連邦債10年物(3月限) 121.22 (+0.03) 3.394(3.388)
独連邦債30年物 4.080(4.108)
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<為替> ドルが軟調。アジア市場では上昇していたが、今後数カ月のドルの方向性
に影響を及ぼす可能性がある米経済指標の発表を前に、このところ上昇していたドルの
利益を確定する動きが見られる。
今週は8日に発表される12月米雇用統計が注目されている。
アナリストは、好調なユーロ圏の製造業データがユーロを下支えしていると指摘。また、
原油をはじめとする商品(コモディティ)価格の上昇を背景に、豪ドルやカナダドルが
連れ高になっていると述べた。
<株式> 新年最初の取引となる4日のロンドン株式市場は続伸。堅調な商品(コモ
ディティ)・銀行株が相場を押し上げ、2008年9月2日以来1年4カ月ぶり高値で
引けた。不動産・生保株の下げ分を打ち消した。
ハーグリーブズ・ランズダウンの英株式部門代表、リチャード・ハンター氏は「米中の
製造業指数が非常に強かった。金価格が急騰したほか金属価格もおおむね堅調に推移し、
鉱山株を支援した」と述べた。投資家が1年を見据えたポートフォリオ構築に着手するな
か、一部買い圧力があった可能性を指摘した。
鉱山株が上昇。ベダンタ・リソーシズ
ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
が3.7―4.9%値を上げた。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは欧州の鉱山業に対して強気な見方を示した。
この日の経済指標は、12月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が55.9と
前月から上昇し、2006年4月(56.0)以来の高水準となった。またHSBCが発
表した12月の中国購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)も前月から上昇し、0
4年4月に調査が開始されて以来、最も高い水準となった。
エネルギー株も買われた。ロシアがベラルーシの製油所への原油供給を停止したとのニ
ュースを受けて米原油先物
後ベラルーシの製油所への原油供給を再開したと発表した。
BGグループ
3.5%値を上げた。
ケアン・エナジー
る進展が好感された。
銀行株も堅調。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
%高。ロイズ・バンキング・グループ
英サンデー・タイムズ紙によると、ブラジルの銀行イタウ・ウニバンコ
09年末に上昇していた不動産・生保株は下落。ハマーソン
リティッシュ・ランド
ーナショナル
生保銘柄はスタンダード・ライフ
Aインシュアランス
年明け4日の欧州株式市場では、FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>が1
年3カ月ぶりの高値に上昇。堅調な経済統計の発表を背景に、銀行株などに買いが入った。
FTSEユーロファースト300種指数終値は終値としては2008年10月初旬以来
の高値となる。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は51.56ポイント(1.74%)高
の3017.80。
この日の上げは銀行株が主導。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
パフォーム」に引き上げたことが材料視された。
BNPパリバ
BC
モルガン・スタンレーの株式ストラテジスト、グラハム・セッカー氏は「今年の取引が
比較的堅調な地合いで始まったことは、特に驚きに値しない」とし「市場に投資家が戻っ
てきている。景気回復のペースが上がってきているようだ」と述べた。
朝方発表された米供給管理協会(ISM)の12月製造業景気指数は55.9となった。
2006年4月以来の高さで、5カ月連続で景気判断の分かれ目となる50を上回った。
またマークイットが発表した12月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI、季
節調整済み改定値)は51.6となり、2008年3月以来の高さとなった。
石油関連株も上昇。トタル
ル
ー
とと発表したことが材料視された。
原油価格は米ドルの下落を背景に上昇幅を拡大。これに伴い金属価格も上昇し、銅価格
は1年4カ月ぶりの高値をつけた。
BHPビリトン
リオ・ティント
2─4.8%上昇した。
製薬大手ノバルティス
コン
会社化する計画を発表した。
ネスレは1.5%上昇。アナリストの間からは、アルコン株式の売却益を企業買収資金
に振り向ける可能性があるとの見方が出ている。英製菓大手キャドバリー
を提案している米クラフト・フーズ
能性も取りざたされている。
<ユーロ圏債券> 今年最初の取引となったユーロ圏金融・債券市場で、国債利回りが
横ばいもしくは低下。潤沢な流動性が債券と株式をともに下支えした。
欧州が休場だった31日の米国市場では、新規失業保険週間申請件数が予想外に減少し
たことを受け債券が売られていた。
モニュメント証券(ロンドン)の債券アナリスト、マーク・オズワルド氏は「債券も株
も統計には反応していないが、昨年末のショートポジションに絡む動きがみられる。流動
性は依然存在しており、これが株式と債券の支援材料になっている」と述べた。
独連邦債2年物
つけ、その後1648GMT時点で1.364%とほぼ横ばい。
独連邦債10年物
2・10年債の利回り格差は約1ベーシスポイント(bp)縮小し202bp。
独連邦債先物3月限
年11月初旬以来の水準に下落する場面も見られた。清算値は121.34。出来高は
45万5000枚だった。
独連邦債以外のユーロ圏国債にも買いが入り、10年物のギリシャ国債と独連邦債の利
回り格差は一時228bpと、昨年12月中旬以降の低水準をつけた。
[東京 5日 ロイター]