日経平均は4日ぶり小幅反発。
20日の米国市場でNYダウは78ドル高と続伸し、連日で過去最高値を更新した。
米中が貿易協議での第1段階の合意について、来年にも署名に至るとの期待からリスク選好ムードが続いた。
週明けの日経平均も米株高の流れを引き継いで104円高からスタートしたが、寄り付き直後をこの日の高値に伸び悩み。
海外投資家を中心に取引参加者が減り、積極的に上値を追う動きは限定的だった。
利益確定の売りが出て、引けにかけて小幅ながらマイナスに転じる場面もあった。
大引けの日経平均は前週末比4.48円高の23821.11円となった。
東証1部の売買高は9億5578万株、売買代金は1兆4998億円と9月3日以来の低水準だった。
業種別では、医薬品、精密機器、サービス業が上昇率上位だった。
一方、鉱業、パルプ・紙、非鉄金属が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の27%、対して値下がり銘柄は69%となった。
個別では、ZHD (T:4689)や第一三共 (T:4568)が2%超の上昇。
第一三共はがん治療薬が米当局の販売承認を取得したと発表している。
ソニー (T:6758)もしっかりで、任天堂 (T:7974)やトヨタ自 (T:7203)は小幅に上昇した。
プレサンス (T:3254)は国内運用会社の株買い増しが判明し、リバウンド期待の買いが先行。
従業員らによる株式公開買付け(TOB)実施が発表されたユニゾHD (T:3258)は5%超上昇した。
また、業績上方修正と復配を発表した千趣会 (T:8165)がストップ高を付け、共同開発したゲームが好調なタカラトミー (T:7867)も東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ソフトバンクG (T:9984)、東エレク (T:8035)、武田薬 (T:4502)などが小安い。
三菱UFJ (T:8306)などのメガバンク株はさえない。
前週末に決算発表した日本オラクル (T:4716)は3%近い下落。
また、オルトプラス (T:3672)が大幅続落し、前週末に続き東証1部下落率トップとなった。