19日の日経平均は大幅に下落。
401.85円安の22278.48円(出来高概算14億9000万株)で取引を終えた。
米中貿易摩擦への警戒のほか、地震による影響等も根強い中でリスク回避の流れが強まった。
22600円を割り込んで始まった日経平均は、その後22600円を回復する局面も見られたが、25日線が上値抵抗として意識されるなか、先物主導のインデックス売買に下げ幅を拡大。
為替市場では1ドル109円50銭台と円高に振れたほか、米株先物の弱い動きも嫌気されており、売り仕掛け的な流れの中で下落幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1800を超えており、全体の8割を占めている。
セクターでは原油先物相場の上昇を背景に石油石炭のみが小幅に上昇した他は、32業種が下落している。
パルプ紙、ガラス土石、空運、化学、その他金融、水産農林、その他製品、小売、倉庫運輸が2%を超える下落となった。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、ソフトバンクG (T:9984)、信越化 (T:4063)、ファナック (T:6954)が重石。
本日上場したメルカリ (T:4385)は、公開価格3000円に対して、初値は5000円となり、一時ストップ高をつけている。
日経平均は支持線として意識されていた25日線を大きく下回り、一目均衡表では雲上限を下回った。
遅行スパンは実線を下放れ、テクニカル面ではシグナルは悪化している。
週間形状においても支持線を下回っているため、先行きは慎重姿勢が強まりそうである。
また、メルカリは好スターを切り、一時6000円まで上昇。
短期筋の資金も集中した格好だが、これが上場来高値として明日以降残ってしまうと、個人のセンチメントはより悪化傾向に向かいやすいであろう。
大型上場のメルカリの動向をしばらくは注視する必要がありそうだ。
日経平均の調整が意識されるなか、幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところである。
(村瀬智一)
401.85円安の22278.48円(出来高概算14億9000万株)で取引を終えた。
米中貿易摩擦への警戒のほか、地震による影響等も根強い中でリスク回避の流れが強まった。
22600円を割り込んで始まった日経平均は、その後22600円を回復する局面も見られたが、25日線が上値抵抗として意識されるなか、先物主導のインデックス売買に下げ幅を拡大。
為替市場では1ドル109円50銭台と円高に振れたほか、米株先物の弱い動きも嫌気されており、売り仕掛け的な流れの中で下落幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1800を超えており、全体の8割を占めている。
セクターでは原油先物相場の上昇を背景に石油石炭のみが小幅に上昇した他は、32業種が下落している。
パルプ紙、ガラス土石、空運、化学、その他金融、水産農林、その他製品、小売、倉庫運輸が2%を超える下落となった。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、ソフトバンクG (T:9984)、信越化 (T:4063)、ファナック (T:6954)が重石。
本日上場したメルカリ (T:4385)は、公開価格3000円に対して、初値は5000円となり、一時ストップ高をつけている。
日経平均は支持線として意識されていた25日線を大きく下回り、一目均衡表では雲上限を下回った。
遅行スパンは実線を下放れ、テクニカル面ではシグナルは悪化している。
週間形状においても支持線を下回っているため、先行きは慎重姿勢が強まりそうである。
また、メルカリは好スターを切り、一時6000円まで上昇。
短期筋の資金も集中した格好だが、これが上場来高値として明日以降残ってしまうと、個人のセンチメントはより悪化傾向に向かいやすいであろう。
大型上場のメルカリの動向をしばらくは注視する必要がありそうだ。
日経平均の調整が意識されるなか、幕間つなぎ的にも中小型株にシフトしておきたいところである。
(村瀬智一)