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欧州市場サマリー(19日)

発行済 2019-11-20 08:05
更新済 2019-11-20 08:09
欧州市場サマリー(19日)

[19日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。中国がさらなる景気刺激策を導入するとの期待が高まったほか、ヘルス製品・安全装置メーカーのハルマ (L:HLMA)の値上がりが市場心理を支えた。

英総選挙の世論調査で与党・保守党が優勢なことが引き続き国内銘柄を押し上げた。[nL3N27Z3NS]

中型株で構成するFTSE250種指数 (FTMC)は一時1%超上昇。終盤にかけて上げ幅を圧縮し、0.43%高で取引を終えたが、依然として1年2カ月ぶりの高水準にある。ジョンソン英首相率いる保守党が勝利した場合、英国の欧州連合(EU)離脱期日である1月31日までにジョンソン氏が離脱計画を遂行し、先行き不透明感が薄れるとの期待がある。

好調な上半期決算を発表したハルマは8.5%上昇した。

中国人民銀行(中央銀行)が7日物リバースレポの金利を予想外に引き下げたことから、さらなる景気対策が実施されるとの期待が高まった。アジアへのエクスポージャーが高い金融大手HSBC (L:HSBA)や保険大手プルーデンシャル (L:PRU)もFTSE100種を押し上げた。[nL4N27Y0JZ]

格安航空会社のイージージェット (L:EZJ)は5.3%上昇。通期利益が市場予想の上限に迫ったことが好感された。

一方、小型株では応用発光ダイオード(LED)技術のダイアライト (L:DIAL)が19.4%急落し、10年近くぶりの安値に落ち込んだ。米中貿易摩擦を背景に軟調な利益見通しを示したことが嫌気された。

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。米中通商協議を巡る見通しが晴れない中、不安定な相場展開だった。

STOXX欧州600種 (STOXX)は一時約0.5%上げて2015年7月以来の高値を付けたが、終盤にかけてマイナス圏へ転じた。前日は中国政府が米国との通商合意を巡り悲観的であるとの報道があった。一方、トランプ米政権は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国製品の禁輸措置の猶予期間を再び90日間延長することを決めた。[nL3N27Y1IH][nL3N27Y1ON]

米中通商協議への明るい見方が一因で株価は最近、約4年ぶりの高値に上昇。予想を上回る第3・四半期決算も買い材料となっていた。STOXX欧州600種は現在、15年4月に付けた過去最高値を2%下回る水準にある。

こうした中、メディア株指数 (SXMP)は0.64%低下した。人工衛星オペレーターのSES (PA:SESFd)が23.3%急落したことが重しだった。米連邦通信委員会(FCC)の委員長が次世代通信規格「5G」無線に使う周波数の割り当てを相対ではなく、公募入札で実施することを支持したことが嫌気された。

一方、格安航空会社のイージージェット (L:EZJ)は5.3%上昇した。通期利益が予想の上限に迫ったことが好感された。

<ユーロ圏債券> 南欧諸国の債券利回りが上昇した。世界的にリスク資産が売り圧力にさらされる中で、周辺国債券が売り優勢になった。

ドイツやフランス、オランダなどの債券利回りはほぼ変わらず。依然として米中通商協議にらみとなっている。

一方、イタリア、スペイン、ポルトガルなどの債券利回りは終盤にかけて上昇。世界の株式市場の慎重地合いが波及したという。

DZ銀行の金利ストラテジスト、クリスチャン・レンク氏は「南欧債券への売りは株式市場の弱さを幾分反映している」と述べた。

イタリア10年債利回り (IT10YT=RR)は5ベーシスポイント(bp)上昇の1.35%と、前週付けた2カ月超ぶりの高水準に向かう展開。

スペインとポルトガルの10年債利回り (ES10YT=RR) (PT10YT=RR)もそれぞれ2bp上昇した。

コメルツバンクのストラテジストは顧客向けノートで「年末に向けた利益確定売りが大きな課題だ。特に海外投資家はスペインやイタリアでの政局不安が高まる中で再投資を避けるだろう」と述べた。

対照的に、ドイツ10年債利回り (DE10YT=RR)は横ばいのマイナス0.33%。フランス10年債利回り (FR10YT=RR)も同様に小動きだった。

通商面での緊張感が最近のセンチメントに影響を及ぼしている。ラボバンクの債券ストラテジスト、リン・グラハム・テイラー氏は、債券市場が貿易戦争の前向きな展開を期待していると述べた。

トランプ米政権は18日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国製品の禁輸措置の猶予期間を再び90日間延長し、米中関係の明るい兆しが示された。[nL3N27Y1ON]

今週は20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や22日のラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の講演およびユーロ圏の製造業購買担当者指数(PMI)などが注目されている。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1072 1.1067 (EUR=)

ドル/円 108.58 108.65

ユーロ/円 120.24 120.25 (EURJPY=)

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 405.50 -0.49 -0.12 405.99 (STOXX)

FTSEユーロファースト300種 1587.58 -2.16 -0.14 1589.74 (FTEU3)

ユーロSTOXX50種 3696.56 -8.36 -0.23 3704.92 (STOXX50E)

FTSE100種 7323.80 +16.10 +0.22 7307.70 (FTSE)

クセトラDAX 13221.12 +14.11 +0.11 13207.01 (GDAXI)

CAC40種 5909.05 -20.74 -0.35 5929.79 (FCHI)

<金現物> 午後 コード

値決め 1467.65

<金利・債券>

米東部時間13時46分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.40 0.00 100.40 (FEIc1)

独連邦債2年物 112.02 +0.01 112.01 (FGBSc1)

独連邦債5年物 134.33 +0.01 134.32 (FGBMc1)

独連邦債10年物 170.91 +0.07 170.84 (FGBLc1)

独連邦債30年物 207.04 +0.22 206.82 (FGBXc1)

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.629 -0.003 -0.626 (DE2YT=RR)

独連邦債5年物 -0.600 +0.002 -0.580 (DE5YT=RR)

独連邦債10年物 -0.342 -0.002 -0.336 (DE10YT=RR)

独連邦債30年物 0.150 +0.002 0.156 (DE30YT=RR) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191119T230535+0000

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