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NY市場サマリー(6日)

発行済 2020-02-07 07:56
更新済 2020-02-07 08:01
NY市場サマリー(6日)

[6日 ロイター] - <為替>ドルが対ユーロで4カ月ぶり、対円で2週間ぶり高値に上昇した。堅調な米経済指標に加え、中国で発生した新型コロナウイルスの懸念が後退したことが背景。

安全資産とされる円やスイスフランは対ドルで4日続落。新型ウイルス封じ込めに向けた中国政府の取り組みを受け、リスク許容度が高まった。

BKアセット・マネジメントのマネジングディレクター、キャシー・リエン氏は、米指標のそのほとんどが悪い内容ではないとした上で、「新型ウイルスは終息していきそうで、時間の問題だ。経済に対するウイルスの悪影響が指標で明らかになるまで、市場は引き続き企業決算に注視するだろう」と述べた。

新華社によると、中国の習近平国家主席は、サウジアラビアのサルマン国王と電話会談を行い、感染が拡大している新型コロナウイルスへの対応で、予防と封じ込めに向けた対策でこれまでのところ良好な結果が得られていると指摘。これも市場の楽観論につながった。[nL4N2A641G]

午後の取引でドルは対円で0.1%高の109.99円。対スイスフランでは0.2%高の0.9756フラン。

一方、ユーロ (EUR=)は下落し、終盤は0.2%安の1.0978ドル。ドイツの昨年12月の鉱工業受注指数が予想に反して前月比2.1%低下し、昨年2月以来の大幅な落ち込みとなった。[nL4N2A627Q]

ドル指数 (DXY)は98.572と、昨年10月中旬以来の水準を付けた。終盤の取引では0.2%高の98.524。この日発表された新規失業保険申請件数や労働生産性の米経済指標が好調だったことも支援した。[nL4N2A641W][nL4N2A6477]

一方、オフショア人民元は対ドルで横ばいの6.9786元だった。

<債券> 利回りがほぼ変わらず。新型コロナウイルス封じ込めに向けた中国の取り組みが経済的な影響を最小限にとどめる上で十分かどうか、投資家は見極めようとしている。また、1月の米雇用統計の発表を7日に控え、米債相場は小動きとなった。

終盤の取引で、指標10年債利回り (US10YT=RR)は1.6422%と、1ベーシスポイント(bp)以下の低下にとどまった。

2年債利回り (US2YT=RR)は1.4472%と、1bp以下の上昇となった。

TDセキュリティー図のグローバル金利戦略主任、プリヤ・ミスラ氏は、利回りが過去数営業日上昇した後、「きょうは値動きを主動する材料はさほどみられなかった」と述べた。

中国当局によると、新型コロナウイルス感染による国内の死者は563人に達し、感染者も2万8000人を超えた。[nL4N2A60WW]

中国財政省は同日、米国からの1717品目の輸入品に対し昨年発動した追加関税について、税率を半分に引き下げると発表。アナリストの間では、新型コロナウイルスの感染が広がる中、市場の信頼感向上を狙った措置との見方が出ている。[nL4N2A6192]

この日発表された米経済指標では、1日終了週の新規失業保険申請件数が前週比1万5000件減の20万2000件と、約9カ月ぶりの低水準となり、今年も労働市場の引き締まりが景気を下支えする可能性を示唆した。[nL4N2A641W]

2019年第4・四半期の非農業部門労働生産性・速報値は前期比1.4%上昇と、市場予想は下回ったが、第3・四半期の落ち込みからは持ち直した。[nL4N2A64BJ]

<株式> 米国株式市場は4営業日続伸し、最高値で取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響懸念が緩和した。

中国は6日、米国からの一部輸入品に対し昨年発動した追加関税について、税率を半分に引き下げると発表した。1月に署名した米国との「第1段階」の通商合意を受けた措置だが、ウイルスの感染拡大で事業に影響が及び、市場のボラティリティーが高まる中、アナリストの間では、市場の信頼感を押し上げる狙いがあるとの見方が出ている。[nL4N2A6192]

メリディアン・エクイティ・パートナーズのシニア・マネジングパートナー、ジョナサン・コーピナ氏は「誰もがコロナウイルスに注目し、市場にどう影響するか見てきた」と指摘。「最近のニュースのヘッドラインは(新型ウイルス問題の影響について)どちらかと言えば中立的になり、市場が受け入れやすくなっている」と語った。

米労働省が6日公表した新規失業保険週間申請件数が約9カ月ぶりの低水準となったことも、市場の地合いを支援した。7日発表の米雇用統計が注目される。

S&P総合500種 (SPX)の主要セクターでは、通信サービス株 (SPLRCL)と情報技術株 (SPLRCT)が上げを主導。一方、エネルギー株 (SPNY)は最大の下げとなった。

新型ウイルスによる経済全般への影響を巡る懸念は緩和しているものの、企業決算では引き続き、事業への影響が指摘されている。通信用半導体大手クアルコム (O:QCOM)は5日、中国での新型コロナウイルスの感染拡大により、携帯端末の生産や販売が影響を受ける可能性があるとの見解を示した。同社株は0.3%下落した。[nL4N2A60EX]

<金先物>  続伸。中心限月4月物の清算値は前日比7.20ドル(0.46%)高の1オンス= 1570.00ドル。

新型コロナウイルスによる感染拡大の動向に市場の注目が集まる中、中国が積極的に経済対策を行い、米連邦準備制度理事会(FRB)も緩和的な金融政策を当面の間は続けるとの見方から金を買う動きがあった。

ただ、1月の米雇用統計発表を翌日に控えて様子見ムードも広がり、相場の上値は重かった。さらに外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感につながり、金の上値を抑えた。

朝方発表された米新規失業保険申請件数などの米経済指標は材料視されなかった。

金塊現物相場は午後1時36分現在、8.140ドル高の1566.805ドル。

<米原油先物>  石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産の拡大に期待が広がる中、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比0.20ドル(0.3 9%)高の1バレル=50.95ドル。4月物は0.22ドル高の51.14ドル。

OPEC加盟・非加盟国で構成するOPECプラスは4、5両日に開催した会合を延長し、6日も実施。ロイターは、現行の協調減産を暫定的に日量60万 バレル拡大するよう勧告することで合意したと報じた。また、中国政府は6日、対米報復関税の一部について、14日に税率を引き下げると発表。世界的なエネルギー需要の先行きに楽観的な見方が広がったことも相場の支援材料となった。

ただ、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことから、上値は抑えられた。

ドル/円 NY終値 109.99/110.00

始値 109.91

高値 109.99

安値 109.83

ユーロ/ドル NY終値 1.0980/1.0981

始値 1.1000 (EUR=)

高値 1.1004

安値 1.0965

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時03分 105*27.00 2.1096% (US30YT=RR)

前営業日終値 105*10.00 2.1330%

10年債(指標銘柄) 17時05分 100*30.50 1.6439% (US10YT=RR)

前営業日終値 100*29.00 1.6490%

5年債(指標銘柄) 16時55分 99*18.50 1.4631% (US5YT=RR)

前営業日終値 99*19.00 1.4600%

2年債(指標銘柄) 17時00分 99*27.38 1.4492% (US2YT=RR)

前営業日終値 99*27.88 1.4410%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 29379.77 +88.92 +0.30 (DJI)

前営業日終値 29290.85

ナスダック総合 9572.15 +63.47 +0.67 (IXIC)

前営業日終値 9508.68

S&P総合500種 3345.78 +11.09 +0.33 (SPX)

前営業日終値 3334.69

COMEX金 4月限 1570.0 +7.2

前営業日終値 1562.8

COMEX銀 3月限 1781.8 +21.6

前営業日終値 1760.2

北海ブレント 4月限 54.93 ‐0.35 (LCOc1)

前営業日終値 55.28

米WTI先物 3月限 50.95 +0.20 (CLc1)

前営業日終値 50.75

CRB商品指数 170.4761 +0.9330 (TRCCRB)

前営業日終値 169.5431 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200206T225537+0000

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