40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

NY市場サマリー(1日)

発行済 2020-04-02 07:24
更新済 2020-04-02 07:27

[1日 ロイター] - <為替> ドルが上昇した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、過去数十年で最悪の景気後退に陥るとの見方が広がっている。

ドルはユーロやポンドなどに対して上昇。世界的に株価が下落し、落ち着く兆しのないパンデミックのリスクが一段と意識された。

午後の取引でドル指数 (=USD)は0.5%高の99.528。

アナリストによると、主要中銀によるドル流動性供給は過度なボラティリティーの落ち着きに寄与したが、金融市場が安定するまではまだ時間が必要という。

3月のADP全米雇用報告は、雇用者数が予想ほど落ち込まなかったが、3月中旬に調査が実施され、新型コロナの影響を完全に反映していなかったため、市場への影響は限られた。[nL4N2BP3P6]

3月のISM製造業景気指数も予想ほど落ち込まなかったが、新型コロナのパンデミックに伴う混乱により、新規受注指数は11年ぶりの低水準となった。[nL4N2BP40C]

ユーロは対ドル (EUR=EBS)で0.8%下落し1.0947ドル。豪ドルやニュージーランドドル、カナダドル、南アランドなども対ドルで約1%安となった。

ポンド

<債券> 長期国債利回りが低下。新型コロナウイルス懸念が深まり、ダウ平均株価 (DJI)は1000ドル近く値下がりする中、長期国債への選好が強まった。

10年債利回り (US10YT=RR)は7.2ベーシスポイント(bp)低下し0.6269%。短期債利回りはほぼ変わらず。2年債と10年債の利回り格差

市場では、新型コロナによる経済への影響が今後さらに深刻化するとの不安が根強い。トゥルーイスト・サントラスト・アドバイザリーサービスの債券部マネジングディレクター、アンドリュー・リッチマン氏は「今後の動向を見守っている」と述べた。

3月のADP全米雇用報告は、民間部門雇用者数が2万7000人減少した。減少は2017年9月以来2年半ぶり。当局による厳格な新型コロナ抑止措置を受けた一時休業が影響した可能性がある。[nL4N2BP3P6]

短期金融市場は落ち着いた動きが継続。FRBが国債などを担保に資金を供給するレポ取引は翌日物への応札がなかった。

<株式> 急落し、主要3指数が4%超下落して終了した。新型コロナウイルス感染による米国の死者数が拡大するとの予測を受け、ディフェンシブ銘柄にも売りが広がった。

米供給管理協会(ISM)がこの日公表した3月の製造業景気指数は49.1と、前月の50.1から低下。市場予想(45.0)ほど落ち込まなかったが、新型コロナ流行に伴う混乱により新規受注指数は11年ぶりの低水準となった。[nL4N2BP40C]

また、企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した3月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が2万7000人減となり、2年半ぶりのマイナスとなった。[nL4N2BP3P6]

トランプ米大統領が前日、新型コロナとの戦いで非常に厳しい2週間が待ち受けていると発言したことのほか、死者が急増するとの観測を受けて、この日の主要指数は続落。ダウ工業株30種 (DJI)は一時1000ドル超下げる場面もあった。[nL4N2BP0YQ]

この日は高配当で比較的安全とされるセクターの銘柄も売られた。不動産株指数<.SPLRCR>と公益事業株指数 (SPLRCU)はそれぞれ6%値下がりし、S&Pの主要11セクターの下げを主導した。

主要消費財セクター (SPLRCS)は1.8%安で、11セクター中、下落率が最も小さかった。政府の自宅待機指示を受け、多くの消費者が生活必需品を買いだめしていることが背景。

航空株やクルーズ運航株の下げもきつく、S&P500を押し下げた。ユナイテッド航空 (O:UAL)は18.7%安、クルーズ運航カーニバル (N:CCL)は33%安。

<金先物> 他の貴金属相場の軟調地合いを嫌気し、下落した。中心限月6月物の清算値は前日比5.20ドル(0.33%)安の1オンス=1591.40ドル。

<米原油先物> 米原油在庫の急増が重しとなり、小反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比0.17ドル(0.8%)安の1バレル=20.31ドルとなった。6月物は0.77ドル安の23.74ドルだった。

ドル/円 NY終値 107.15/107.19

始値 107.56

高値 107.65

安値 106.93

ユーロ/ドル NY終値 1.0962/1.0966

始値 1.0942 (EUR=)

高値 1.0969

安値 1.0904

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 118*24.50 1.2457% (US30YT=RR)

前営業日終値 115*26.00 1.3550%

10年債(指標銘柄) 17時05分 108*19.00 0.6019% (US10YT=RR)

前営業日終値 107*20.00 0.6990%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*20.25 0.3720% (US5YT=RR)

前営業日終値 100*19.25 0.3780%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*08.38 0.2434% (US2YT=RR)

前営業日終値 100*09.38 0.2280%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 20943.51 -973.65 -4.44 (DJI)

前営業日終値 21917.16

ナスダック総合 7360.58 -339.52 -4.41 (IXIC)

前営業日終値 7700.10

S&P総合500種 2470.50 -114.09 -4.41 (SPX)

前営業日終値 2584.59

COMEX金 6月限 1591.4 ‐5.2 <0#GC:>

前営業日終値 1596.6

COMEX銀 5月限 1398.4 ‐17.2 <0#SI:>

前営業日終値 1415.6

北海ブレント 6月限 24.74 ‐1.61 (LCOc1)<0#LCO:>

前営業日終値 26.35

米WTI先物 5月限 20.31 ‐0.17 (CLc1)<0#CL:>

前営業日終値 20.48

CRB商品指数 118.4992 ‐3.2876 (TRCCRB)

前営業日終値 121.7868 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200401T222428+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます