[サンパウロ 3日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が3日発表した8月の鉱工業生産は前月比0.4%増加した。ロイターがまとめた市場予想の0.5%増を下回った。
高金利が重しとなった。資本財と消費財の生産は増加したが、中間財の生産が減少した。
8月の鉱工業生産は前年同月比では0.5%増。市場予想は0.8%増だった。
キャピタル・エコノミクスの新興市場担当チーフエコノミスト、ウィリアム・ジャクソン氏は、鉱工業部門が第3・四半期の経済成長の足を引っ張ったと指摘。
「サービス業は相対的に好調だが、第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は第2・四半期を下回るだろう」と述べた。
第2・四半期のGDPは好調な鉱工業生産を背景に予想を上回った。