[ドバイ 30日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は30日、サウジアラビアの今年の成長率見通しを2.7%に引き下げた。石油生産の減少により景気回復が鈍化する見込み。ただ非石油部門の拡大は「堅調」を維持すると予想した。
昨年10月時点では4%と予測していた。
2023年の成長率予想も0.8%からマイナス1.1%へ大幅に下方修正した。25年は5.5%へ加速するとしている。
中東・中央アジア地域全体の成長率も3.4%から2.9%へ引き下げた。
IMFは「今回の修正は主にサウジに起因するものだ」とし、自主減産を含む24年の一時的な石油減産を反映していると説明。一方、非石油部門は「引き続き堅調な成長が予想される」との見方を示した。