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日経平均は反発、円高一服で買い先行も上値の重い展開

発行済 2016-08-24 15:34
更新済 2016-08-24 16:00
日経平均は反発、円高一服で買い先行も上値の重い展開
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日経平均は反発。
前日の欧米株高や原油価格の上昇に加え、米7月公定歩合議事録を受けてドル買いが再燃し、為替相場がやや円安方向に振れたことなどが材料視され、日経平均は52円高からスタートした。
寄り付き後は一時16648.07円(前日比150.71円高)まで上昇する場面があったが、買いが一巡すると上値の重い展開となった。
日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れは見送りとの見方もあり、積極的な買いは手控えられた。
後場に入ると16600円近辺でこう着感を強め、上下の値幅は約35円にとどまった。


大引けの日経平均は前日比99.94円高の16597.30円となった。
東証1部の売買高は13億2287万株、売買代金は1兆6077億円だった。
売買高は今年2番目の低水準となった。
業種別では、金属製品、保険業、輸送用機器が上昇率上位だった。
一方、水産・農林業、石油・石炭製品、小売業など5業種が下落した。


個別では、ソフトバンクグ (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)、日産自 (T:7201)などが堅調。
ソフトバンクグは一部証券会社の投資評価引き上げが観測された。
また、円高一服で自動車株が買われた。
三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)といったメガバンク株は小しっかり。
アステラス薬 (T:4503)は3%を超える上昇。
また、低温下で動くリチウム電池の試作に成功したと発表したオハラ (T:5218)がストップ高を付けたほか、ポケモン関連のSKジャパン (T:7608)、複数の証券会社が目標株価を引き上げたスクリン (T:7735)が東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、任天堂 (T:7974)、ファミリーM (T:8028)、KDDI (T:9433)などがさえない。
軟調な8月度の販売状況がマイナス視されたしまむら (T:8227)が8%安と急落し、ファーストリテ (T:9983)などにも売りが波及したようだ。
ニトリHD (T:9843)も月次売上高の鈍化を受けて下げが目立った。
前日急伸した小野薬 (T:4528)は利益確定売り優勢。
また、PCDEPOT (T:7618)、エスペック (T:6859)、しまむらなどが東証1部下落率上位となった。

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