9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:米中貿易交渉が順調に進展も決算控え上値追いは慎重か
■前場の注目材料:イオンモール、3Q営業利益6.7%増、海外事業が好調
■トヨタ自、運転支援、事故を回避、「ガーディアン」システム、CESで公開
■米中貿易交渉が順調に進展も決算控え上値追いは慎重か
9日の日本株市場は、こう着ながらも堅調な相場展開が見込まれる。
8日の米国市場は、米中貿易交渉が順調に進展しているとの見方が強まり、NYダウは250ドル超の上昇となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20295円。
円相場は1ドル108円70銭台での推移。
まずは米株高の流れを引き継ぐ格好から、買い優勢のスタートになろう。
米中通商協議は、合意にはまだ程遠い状況にあるが、中国による米国製品・サービスの購入拡大や一段の市場開放などで進展が見られたと伝えられている。
また、月内にもワシントンで閣僚レベルの会合を開くのに十分な進展が得られたと判断しているとも伝えられる中、中国関連への見直しに向かわせよう。
一方で、米半導体株は高安まちまちの動きとなっている。
NVIDIAは、クレディ・スイスが19年2-4月期の売上高と1株利益の見通しを引き下げたことを受けて2%を超える下落となり、これが他の半導体株への利益確定につながっている。
本格化する決算に向けて下方修正等も警戒されやすく、積極的な上値追いは限られる半面、短期筋の利益確定も出やすいすいところである。
昨日は主力の景気敏感株が買われ、内需系が利食いに押されるなど、リバランスの流れが中心であった。
とはいえ、日経平均は大引けにかけて上げ幅を縮めてはいるが、2万円をキープしたことは、センチメントを明るくさせよう。
また、個人の物色意欲の強さは中小型株に表れており、マザーズ指数の上昇率は3%を超えている。
マザーズ指数に対するインパクトの大きいサンバイオ (T:4592)が13%を超える上昇となった影響が大きいものの、ここにきて幅広い銘柄に物色が広がりをみせている。
サンバイオは昨年12月4日に付けた最高値9880円が射程に入ってきている。
高値更新ともなれば、昨年末にかけて大きく調整していた銘柄への見直しといった流れにセンチメントを向かわせそうだ。
■イオンモール、3Q営業利益6.7%増、海外事業が好調
イオンモール (T:8905)は8日、第3四半期決算を発表。
営業収益は前年同期比9.1%増の2311.26億円、営業利益が同6.7%増の354.88億円だった。
通期計画に対する進捗率は66%であるが、コンセンサス(360億円程度)を若干下回る着地であり、中立といったところ。
中国・アセアンにおいては、ドミナント出店の進展に伴うブランディングメリットの享受が進み、営業収益が伸長し、営業損益は黒字に転換。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(20204.04、+165.07)
・NYダウは上昇(23787.45、+256.10)
・ナスダック総合指数は上昇(6897.00、+73.53)
・シカゴ日経225先物は上昇(20295、大阪比+75)
・1ドル108円80-90銭
・VIX指数は低下(20.47、-0.93)
・米原油先物は上昇(49.78、+1.26)
・日銀のETF購入
・企業業績改善への期待感
・トヨタ自 (T:7203)運転支援、事故を回避、「ガーディアン」システム、CESで公開
・日産自 (T:7201)仮想世界・車つなぐ、プロが運転を指導、車内にアバターで再現
・日本電産 (T:6594)新拠点構想、「第二本社」など4棟建設、2000億円投資
・LINE (T:3938)健康相談、エムスリー (T:2413)と新会社
・TOWA (T:6315)車部品参入、HUD向け光学樹脂、年末にも量産
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・11月住宅建設許可件数(前月比予想:-0.3%、10月:-1.5%)
<SF>
■株式見通し:米中貿易交渉が順調に進展も決算控え上値追いは慎重か
■前場の注目材料:イオンモール、3Q営業利益6.7%増、海外事業が好調
■トヨタ自、運転支援、事故を回避、「ガーディアン」システム、CESで公開
■米中貿易交渉が順調に進展も決算控え上値追いは慎重か
9日の日本株市場は、こう着ながらも堅調な相場展開が見込まれる。
8日の米国市場は、米中貿易交渉が順調に進展しているとの見方が強まり、NYダウは250ドル超の上昇となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20295円。
円相場は1ドル108円70銭台での推移。
まずは米株高の流れを引き継ぐ格好から、買い優勢のスタートになろう。
米中通商協議は、合意にはまだ程遠い状況にあるが、中国による米国製品・サービスの購入拡大や一段の市場開放などで進展が見られたと伝えられている。
また、月内にもワシントンで閣僚レベルの会合を開くのに十分な進展が得られたと判断しているとも伝えられる中、中国関連への見直しに向かわせよう。
一方で、米半導体株は高安まちまちの動きとなっている。
NVIDIAは、クレディ・スイスが19年2-4月期の売上高と1株利益の見通しを引き下げたことを受けて2%を超える下落となり、これが他の半導体株への利益確定につながっている。
本格化する決算に向けて下方修正等も警戒されやすく、積極的な上値追いは限られる半面、短期筋の利益確定も出やすいすいところである。
昨日は主力の景気敏感株が買われ、内需系が利食いに押されるなど、リバランスの流れが中心であった。
とはいえ、日経平均は大引けにかけて上げ幅を縮めてはいるが、2万円をキープしたことは、センチメントを明るくさせよう。
また、個人の物色意欲の強さは中小型株に表れており、マザーズ指数の上昇率は3%を超えている。
マザーズ指数に対するインパクトの大きいサンバイオ (T:4592)が13%を超える上昇となった影響が大きいものの、ここにきて幅広い銘柄に物色が広がりをみせている。
サンバイオは昨年12月4日に付けた最高値9880円が射程に入ってきている。
高値更新ともなれば、昨年末にかけて大きく調整していた銘柄への見直しといった流れにセンチメントを向かわせそうだ。
■イオンモール、3Q営業利益6.7%増、海外事業が好調
イオンモール (T:8905)は8日、第3四半期決算を発表。
営業収益は前年同期比9.1%増の2311.26億円、営業利益が同6.7%増の354.88億円だった。
通期計画に対する進捗率は66%であるが、コンセンサス(360億円程度)を若干下回る着地であり、中立といったところ。
中国・アセアンにおいては、ドミナント出店の進展に伴うブランディングメリットの享受が進み、営業収益が伸長し、営業損益は黒字に転換。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(20204.04、+165.07)
・NYダウは上昇(23787.45、+256.10)
・ナスダック総合指数は上昇(6897.00、+73.53)
・シカゴ日経225先物は上昇(20295、大阪比+75)
・1ドル108円80-90銭
・VIX指数は低下(20.47、-0.93)
・米原油先物は上昇(49.78、+1.26)
・日銀のETF購入
・企業業績改善への期待感
・トヨタ自 (T:7203)運転支援、事故を回避、「ガーディアン」システム、CESで公開
・日産自 (T:7201)仮想世界・車つなぐ、プロが運転を指導、車内にアバターで再現
・日本電産 (T:6594)新拠点構想、「第二本社」など4棟建設、2000億円投資
・LINE (T:3938)健康相談、エムスリー (T:2413)と新会社
・TOWA (T:6315)車部品参入、HUD向け光学樹脂、年末にも量産
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・11月住宅建設許可件数(前月比予想:-0.3%、10月:-1.5%)
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