12日のアジア株式市場はまちまちとなっている。香港での予期せぬデモ行進を受け香港ハンセン指数は下落している。
12日午後1時53分時点で上海総合株式指数は1.60%安の27345.00。深セン総合株式指数は0.57%安の2909.07。
トランプ米大統領は「合意を先延ばししているのは実のところ私だ」と発言し、意図的に合意を遅らせていることを示唆。
今年すでに交渉した条件に中国側が立ち返らない限りは、満足な合意はありえないと発言。
「中国とは素晴らしい合意に至るか、完全に合意なしで終わるかのどちらかだ」と続けた。
またトランプ大統領は今月28-29日に大阪で開催されるG20サミットで習近平中国国家主席と協議を続けたいと発言。
中国外務省の耿爽報道官は「米国がG20サミットで習近平国家主席との協議を期待していることは承知している。協議が行われるとの情報が入れば改めて発表する」とした。
経済指標としては、米中両国は14日に小売売上高を発表する。
香港ハンセン指数は一時1.6%下落。12日、香港政府や立法会(議会)近辺で1000人以上がデモ行進を行い幹線道路の一部を占拠した。
背景には中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正審議が行われていることがある。
4月日本コア機械受注は予想に反し増加した。日経平均は0.06%安の21190.50。
韓国KOSPIは0.18%安の2108.09。
12日午前9時30分に発表された6月豪消費者信頼感指数(CPI)は予想に反し0.6%低下したが、ASX 200は0.13%高の6554.60を付けている。なお3月には0.8%低下するとされていた予想に反し3.8%上昇していた。