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日経平均は上昇も上値は重い。2万600円あたりで踏みとどまれるかが後場のポイント

発行済 2019-08-22 11:59
更新済 2019-08-22 12:06
© Reuters.
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前日の米国市場は週末のジャクソンホールでのパウエルFRB議長講演でハト派姿勢が示されることへの期待から大きく上昇した。ただし、本日未明に発表されたFOMC議事要旨はハト派的なものではなかったことから上昇に歯止めがかかることになった。

10年債利回りは午前11時15分時点で1.577%と前日と変わらず。ドル/円は106.45円となっている。

上海総合指数は0.10%高、韓国総合株価指数は0.35%安、{{962664|ドル/オフショア人民元}は0.01%安、ドル/ウォンは0.11%高となっている。

日経平均株価は2万638円と若干の上昇となっている。朝方は前日の米国市場を受けて高く始まったが、上値の重さを嫌気し、下落してきている。FOMC議事要旨の内容に加え、トランプ大統領が減税を検討していないと述べたことも上値を抑えているようだ。

後場の日経平均は2万600円台で持ち合い状態になる可能性がある。減税の期待は消えたが、FRBへの期待はいまだ根強く、パウエル議長講演までは下値を切り崩すという動きにはなりにくい。講演内容次第で大きく動く可能性はあるが、それまでは様子見姿勢が強まりやすいのではないか。5日移動平均線が2万607円にあり、1時間足のトレンドラインもあるため、本日の下値はこのあたりと見ておきたい。もしこのサポートラインが崩れるとさらに大きな下落につながる可能性もあるので注意も必要だ。

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