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前場の日経平均は下落。FOMCの結果待ちで後場も様子見姿勢が強いか

発行済 2019-10-30 10:41
更新済 2019-10-30 10:46
© Reuters.  前場の日経平均は下落。FOMCの結果待ちで後場も様子見姿勢が強いか

月曜日の米株式市場は利益確定売りが上値を抑え、主要3指数揃って小幅に下落した。FOMC開催中ということもあり、様子見姿勢が強まっている。ダウ平均株価は0.07%安、S&P500は0.08%安、ナスダック総合指数は0.59%安で終了している。

23%の減益となったアルファベット (NASDAQ:GOOGL)は2.20%安となった。本日は大引け後にアップル (NASDAQ:AAPL)の決算発表が予定されている。

経済産業省が発表した9月の小売販売額は前年同月比9.1%増となり、2014年3月以来の大幅増となった。消費税増税前の駆け込み需要が寄与した。

明日午前3時にFOMCの結果が発表され、午前3時30分にパウエル議長の記者会見がある。0.25%の利下げが確実視されているが、今後の金融政策に関してどのような発言があるかに注目が集まる。今回で予防的利下げは終了すると思われ、議長の発言次第では材料出尽くしからの株価下落の可能性もある。

午前10時33分時点で米10年債利回りが1.828%、ドル/円は108.86円とそれぞれ低下している。

上海総合指数は0.19%安、香港ハンセン指数は0.07%高、韓国総合株価指数は0.60%安。ドル/オフショア人民元は0.05%安、ドル/ウォンは0.06%高。

日経平均株価は2万2901円と70円近く下落している。FOMCと日銀金融政策決定会合を控え、後場も引き続き様子見姿勢が強まると考えられ、上値は重いだろう。後場は2万2850~2万3000円で推移すると予想する。

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