アートスパーク (T:3663):965円( - )ストップ高買い気配。
前日に上半期決算を発表、営業利益は3.6億円で前年同期比56.4%の大幅増益となった。
第1四半期は同44.0%の大幅減益であったため、収益は急回復する形となっている。
従来予想の0.1億円も大幅に上回った。
子会社セルシスが提供するコンテンツ制作から閲覧までを支援する製品・ソリューションへの需要が高まったもよう。
据え置きの通期計画3億円も大きく上回っており、今後の大幅な上方修正が想定される展開に。
BBタワー (T:3776):213円(+22円)大幅に続伸。
20年12月期第2四半期累計(20年1-6月)の営業損益が3.87億円の黒字(前年同期実績1.97億円の赤字)に転換したと発表している。
データセンターでの設備更新費用やメディアソリューション事業での地上配信回線費用が低減したことに加え、旅費交通費などの販管費も見込みより下回ったことから会社予想(1.75億円の黒字)を上回った。
通期予想は1.25億円の赤字(前期実績3.03億円の赤字)で据え置いた。
ウィルグループ (T:6089):699円( - )ストップ高買い気配。
先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は9.9億円で前年同期比7.0%減益となった。
一方、上半期計画は2億円から12億円に、通期では20億円から25億円にそれぞれ上方修正している。
経済活動の緩やかな再開に伴い、保守的に見込んでいた事業環境は状況が改善しているようだ。
年間配当金も従来の14円から17円に引き上げへ。
過度な目先の業績悪化懸念が大きく払拭される状況となっているもよう。
ティアンドエス (T:4055):7330円公開価格(2800円)の2.5倍となる7010円で初値を付けた。
7日に上場したが、買い注文が殺到し、取引が成立していなかった。
会社設立は16年11月1日。
企業や半導体工場向けシステム開発などのほか、AI関連のソフトウエア開発を手掛ける。
20年11月期の営業利益予想は前期比11.4%増の3.00億円。
企業請負を中心とするソリューションカテゴリーが堅調に推移し、利益が拡大する見通し。
第2四半期累計の実績は1.64億円だった。
太陽誘電 (T:6976):3260円(-205円)急落。
先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は79億円で前年同期比17.4%減益、会社計画の30億円を上回っているが、在庫の積み増し効果、一部費用の特損計上があり、実質的には想定線と捉えられている。
一方、今回公表した通期見通しは270億円で前期比27.4%減益の見通し。
300億円程度のコンセンサスを下振れていること、下半期は上半期比減益計画であることなどをネガティブ視。
エーザイ (T:4523):9873円(+1247円)急騰し高値更新。
米バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」の新薬承認申請について、米FDAが受理したと先週末に発表している。
優先審査の指定も受けたとされている。
審査終了目標日は来年3月7日であるが、早期に審査完了の可能性も指摘されている。
承認されれば世界初のアルツハイマー治療薬となるだけに、来年度以降の業績寄与に対する期待があらためて高まっているようだ。
ハーモニック (T:6324):5930円(-450円)大幅に続落。
21年3月期第2四半期(20年4-9月)の営業損益予想を6.00億円の赤字(前年同期実績13.83億円の黒字)と発表している。
足元の受注動向などを勘案した。
通期予想は非開示。
第1四半期(20年4-6月)の営業損益は前年同期比85.7%減の2.14億円の黒字で着地した。
産業用ロボット向けなどの需要が減少し、減速装置が17.1%減の74.39億円、メカトロニクス製品が29.9%減の18.78億円に落ち込んだ。