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豪ドル週間見通し:底堅い展開か、雇用悪化は一時的との見方

発行済 2021-11-13 14:26
更新済 2021-11-13 14:30
© Reuters.
■弱含み、雇用統計悪化で売り強まる

今週の豪ドル・円は弱含み。
英国中央銀行の利上げ見送りや米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測後退をきっかけに、投機的な円売りポジションを巻き戻す動きが広がったとみられ、豪ドル売り・円買いが先行した。
また、10月雇用統計で失業率が5%台に上昇し、雇用者数は予想外の減少となったことから、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが強まった。
取引レンジ:83円00銭-84円18銭。


■底堅い展開か、雇用悪化は一時的との見方

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。
10月雇用統計の悪化は、豪主要州の都市封鎖期間と重なっていたことによるものであり、その後の制限緩和にともなう経済活動再開を受け雇用情勢は回復しつつある。
雇用情勢の悪化は一時的であり、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪ドル売り・円買いは縮小する可能性がある。


○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:豪準備銀行11月理事会議事要旨

予想レンジ:82円50銭-84円50銭


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