(内容を追加しました) [上海 8日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 前場終値 3582.4981 144.6267安 4006.1億元(上海A株) 寄り付き 3467.3986 259.7262安 前営業日終値 3727.1248 48.7874安 7751.3億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 23926.09 1049.22安 1072.8億香港ドル 寄り付き 24411.30 564.01安 前営業日終値 24975.31 260.97安 1724.8億香港ドル
8日の中国株式市場と香港株式市場はいずれも大幅続落して前場の取引を終えた。 中国市場は4カ月ぶり安値圏。投資家らは政府の株価安定策にもかかわらず、大型か ら小型株まで幅広い銘柄に売りを浴びせており、同市場に上場している銘柄のおよそ45 %が売買停止となっている。 本土市場の大幅下落は香港市場にも影響している。
上海総合指数 .SSEC は144.6267ポイント(3.88%)安の3582.4 981。 大型株中心で深セン上場銘柄を含むCSI300指数 .CSI300 は188.482ポ イント(4.80%)安の3739.520で前場を終了した。 ハンセン指数 .HSI は1049.22ポイント(4.20%)安の2万3926.0 9。 ハンセン中国企業株指数(H株指数) .HSCE は620.83ポイント(5.25% )安の1万1206.47。
政府の支援を受けた投資家らが金融大型株 .CSI300BI や、中国石油天然ガス(ペト ロチャイナ) 601857.SS および中国石油化工(シノペック) 600028.SS を含む大手石油 株を買って相場を支えようとしているが、優良銘柄はほぼ全面安の様相。 アナリストの間では、この日のブルーチップ売りは小型株の大半が売停になっている ことが要因の見方が出ている。この日、中国市場ではさらに500以上の企業が売買停止 を発表し、売停となっている銘柄は合計で約1300と、上海A株2800社の約半分に 達した。 北東証券のアナリスト、Du Changchun氏は「基本的に投資家は優良株をホールドした がるが、多くの小型株が売停となっているため、リスクを回避するには優良株を売るしか なくなっている」と指摘。売買が再開された際には、投資家が運用資産価値の下落を恐れ 、ファンドの償還が増えるのではないかとの見方を示した。 上海の相場は、6月半ばのピーク時に比べ30%下落した水準にある。