*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした短期物色~
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■決算を手掛かりとした短期物色
■東芝、1Q営業利益 黒字転換 114億円、国内連合がTOB
■前場の注目材料:三井物産、米メタノール合弁を45年まで延長、回収CO2活用促進
■決算を手掛かりとした短期物色
8日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
7日の米国市場はNYダウが407ドル高、ナスダックは85ポイント高だった。
NY連銀のウィリアムズ総裁が、インフレ動向次第で来年の利下げが正当化される可能性に言及したと7日付けのNYタイムズ紙が報じたことを受けて、買い優勢の相場展開となった。
先週発表された7月雇用統計で雇用の伸びが予想を下回ったことも手伝い、金利先高観の後退に伴い、ハイテク株なども買い戻された。
シカゴ日経225先物清算値は、大阪比85円高の32405円。
円相場は1ドル142円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで32200円まで売られた後に切り返し、一時32430円まで買われた。
狭いレンジでの推移ではあるが、足もとでのリバウンド基調は継続している。
昨日の日経平均は朝方に31830円まで売られ、節目の32000円を下回った後は、自律反発の動きを見せていた。
明確な底打ち感はないものの、先週の大幅な調整に対するリバウンドが意識されやすいだろう。
ただし、今週は週末が祝日となるほか、それに伴いSQが1日早まる。
決算発表もピークを迎えていることから、積極的な売買は手控えられやすいだろう。
東証プライムの売買代金は7月28日の5.7兆円をピークに減少傾向にあり、昨日は3.4兆円だった。
商いが膨らみづらい需給状況のなかでは先物主導のインデックスに絡んだ商いに振らされやすい面もあるため、次第に様子見姿勢が強まる可能性はありそうだ。
物色としては決算を手掛かりとした、短期的な値幅取り狙いの動きになるだろう。
また、昨日決算を発表したレーザーテック (TYO:6920)の今期計画は増益を見込むものの、コンセンサスを下回っていた。
半導体回復の遅れは想定されていたこともあり、売り一巡後の動向が注目されそうだ。
そのほかの決算ではティラド (TYO:7236)、フジテック (TYO:6406)、SANKYO (TYO:6417)、日製鋼所 (TYO:5631)、ラウンドワン (TYO:4680)、日山村硝 (TYO:5210)、東芝テック (TYO:6588)辺りが注目されよう。
■東芝、1Q営業利益 黒字転換 114億円、国内連合がTOB
東芝 (TYO:6502)が発表した2024年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比4.9%減の7041.11億円、営業損益は114.37億円の黒字(前年同期は48.08億円の赤字)だった。
なお、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)など国内連合が8日から同社へのTOB(株式公開買い付け)を始めると発表した。
TOBは9月20日までで、3分の2以上の応募で成立する。
TOB価格は4620円。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(32254.56、+61.81)
・NYダウは上昇(35473.13、+407.51)
・ナスダック総合指数は上昇(13994.40、+85.16)
・1ドル=142.40-50円
・シカゴ日経先物は上昇(32405、大阪比+85)
・SOX指数は上昇(3739.41、+40.21)
・VIX指数は低下(15.77、-1.33)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・三井物産 (TYO:8031)米メタノール合弁を45年まで延長、回収CO2活用促進
・豊田合成 (TYO:7282)海外拠点で研究開発、タイに生産技術組織
・クボタ (TYO:6326)日本鋳鉄管と合弁、ダクタイル鉄管をOEM生産
・三菱商事 (TYO:8058)北海道千歳市と連携、産業振興・脱炭素を両立
・住友商事 (TYO:8053)水酸化リチウム国内製造、豪鉱山社と検討合意
・住友電工 (TYO:5802)新潟の自治体系新電力からRF電池受注
・ファナック (TYO:6954)3Dレーザースキャナー単品投入、溶接を高付加価値化
・日揮HD (TYO:1963)名大と、CO2直接回収にLNG未利用冷熱、圧力差利用でエネ消費抑制
・横河電機 (TYO:6841)高分解能オシロスコープ発売、次世代パワエレ開発効率化
・東レ (TYO:3402)電子顕微鏡で2ナノ半導体検査、組み込み型10倍速装置投入へ
・ジャノメ (TYO:6445)東北営業強化、山形に拠点新設、子会社と顧客情報共有
・大塚商会 (TYO:4768)NECとデジタル請求書で協業、発行・受領の業務効率化
・出光興産 (TYO:5019)ブルーカーボン創出、海洋資源ファンドに出資
・日本酸素HD (TYO:4091)大陽日酸、千葉に新設備、半導体向け希ガス増産決定
☆前場のイベントスケジュール
・時間未定 中・7月輸出(前年比予想:-13.2%、6月:-12.4%)
・時間未定 中・7月輸入(前年比予想:-5.6%、6月:-6.8%) <ST>
■決算を手掛かりとした短期物色
■東芝、1Q営業利益 黒字転換 114億円、国内連合がTOB
■前場の注目材料:三井物産、米メタノール合弁を45年まで延長、回収CO2活用促進
■決算を手掛かりとした短期物色
8日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
7日の米国市場はNYダウが407ドル高、ナスダックは85ポイント高だった。
NY連銀のウィリアムズ総裁が、インフレ動向次第で来年の利下げが正当化される可能性に言及したと7日付けのNYタイムズ紙が報じたことを受けて、買い優勢の相場展開となった。
先週発表された7月雇用統計で雇用の伸びが予想を下回ったことも手伝い、金利先高観の後退に伴い、ハイテク株なども買い戻された。
シカゴ日経225先物清算値は、大阪比85円高の32405円。
円相場は1ドル142円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで32200円まで売られた後に切り返し、一時32430円まで買われた。
狭いレンジでの推移ではあるが、足もとでのリバウンド基調は継続している。
昨日の日経平均は朝方に31830円まで売られ、節目の32000円を下回った後は、自律反発の動きを見せていた。
明確な底打ち感はないものの、先週の大幅な調整に対するリバウンドが意識されやすいだろう。
ただし、今週は週末が祝日となるほか、それに伴いSQが1日早まる。
決算発表もピークを迎えていることから、積極的な売買は手控えられやすいだろう。
東証プライムの売買代金は7月28日の5.7兆円をピークに減少傾向にあり、昨日は3.4兆円だった。
商いが膨らみづらい需給状況のなかでは先物主導のインデックスに絡んだ商いに振らされやすい面もあるため、次第に様子見姿勢が強まる可能性はありそうだ。
物色としては決算を手掛かりとした、短期的な値幅取り狙いの動きになるだろう。
また、昨日決算を発表したレーザーテック (TYO:6920)の今期計画は増益を見込むものの、コンセンサスを下回っていた。
半導体回復の遅れは想定されていたこともあり、売り一巡後の動向が注目されそうだ。
そのほかの決算ではティラド (TYO:7236)、フジテック (TYO:6406)、SANKYO (TYO:6417)、日製鋼所 (TYO:5631)、ラウンドワン (TYO:4680)、日山村硝 (TYO:5210)、東芝テック (TYO:6588)辺りが注目されよう。
■東芝、1Q営業利益 黒字転換 114億円、国内連合がTOB
東芝 (TYO:6502)が発表した2024年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比4.9%減の7041.11億円、営業損益は114.37億円の黒字(前年同期は48.08億円の赤字)だった。
なお、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)など国内連合が8日から同社へのTOB(株式公開買い付け)を始めると発表した。
TOBは9月20日までで、3分の2以上の応募で成立する。
TOB価格は4620円。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(32254.56、+61.81)
・NYダウは上昇(35473.13、+407.51)
・ナスダック総合指数は上昇(13994.40、+85.16)
・1ドル=142.40-50円
・シカゴ日経先物は上昇(32405、大阪比+85)
・SOX指数は上昇(3739.41、+40.21)
・VIX指数は低下(15.77、-1.33)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・三井物産 (TYO:8031)米メタノール合弁を45年まで延長、回収CO2活用促進
・豊田合成 (TYO:7282)海外拠点で研究開発、タイに生産技術組織
・クボタ (TYO:6326)日本鋳鉄管と合弁、ダクタイル鉄管をOEM生産
・三菱商事 (TYO:8058)北海道千歳市と連携、産業振興・脱炭素を両立
・住友商事 (TYO:8053)水酸化リチウム国内製造、豪鉱山社と検討合意
・住友電工 (TYO:5802)新潟の自治体系新電力からRF電池受注
・ファナック (TYO:6954)3Dレーザースキャナー単品投入、溶接を高付加価値化
・日揮HD (TYO:1963)名大と、CO2直接回収にLNG未利用冷熱、圧力差利用でエネ消費抑制
・横河電機 (TYO:6841)高分解能オシロスコープ発売、次世代パワエレ開発効率化
・東レ (TYO:3402)電子顕微鏡で2ナノ半導体検査、組み込み型10倍速装置投入へ
・ジャノメ (TYO:6445)東北営業強化、山形に拠点新設、子会社と顧客情報共有
・大塚商会 (TYO:4768)NECとデジタル請求書で協業、発行・受領の業務効率化
・出光興産 (TYO:5019)ブルーカーボン創出、海洋資源ファンドに出資
・日本酸素HD (TYO:4091)大陽日酸、千葉に新設備、半導体向け希ガス増産決定
☆前場のイベントスケジュール
・時間未定 中・7月輸出(前年比予想:-13.2%、6月:-12.4%)
・時間未定 中・7月輸入(前年比予想:-5.6%、6月:-6.8%) <ST>