[北京 29日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)傘下の為替市場運営機関、中国外国為替取引システム(CFETS)は29日、人民元指数の通貨バスケットの構成比率を調整すると発表した。
2024年1月1日から米ドルの比率を19.83%から19.46%に、ユーロの比率を18.21%から18.08%に下げる。
CFETSは、調整により指数の指標性をさらに高めると説明した。
米ドルとユーロの比率は今年初めも下げられている。
市場関係者は、比率の調整が元取引に急激な変動をもたらすことはないものの、基準値(中間値)の設定に影響を与える可能性があると述べた。
元指数は29日97.42で終了。公式データに基づくロイターの計算で今年1.27%下落した。オンショア元は対ドルで今年2.7%下落し、2年連続の下落になる見込み。