*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした物色が中心~
5月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■決算を手掛かりとした物色が中心
■日本郵政、24/3上方修正 経常利益 6600億円←6200億円
■前場の注目材料:日産自、廉価インバーター開発、汎用半導体を搭載
■決算を手掛かりとした物色が中心
1日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第に膠着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。
4月30日の米国市場は、NYダウが570ドル安、ナスダックは325ポイント安だった。
1-3月期の米雇用コスト指数が予想上回る伸びとなったため、利下げ期待の後退により売り優勢の展開となった。
賃金インフレが根強く、高インフレが想定以上に長期化するとの懸念に長期金利が上昇。
その後に発表された4月のシカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想を大幅に下回ったため、スタグフレーション懸念も再燃し、下落幅を広げた。
シカゴ日経225先物は大阪比305円安の38165円。
円相場は1ドル157円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで38090円まで売られており、前日に上放れた75日線水準での攻防となった。
同線を明確に下放れてくるようだと、先物主導で下へのバイアスが強まる可能性はあるものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後のアク抜けの動きも意識されやすく、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
また、短期的には売り仕掛け的な動きも入りやすいだろうが、連休の谷間であるほか、連休明け後は決算発表がピークを迎えることもあり、早い段階での買い戻しに向かわせそうだ。
日経平均は75日線を割り込んでくることになりそうだが、38000円を上回っての底堅さがみられるようであれば、センチメントを冷ます流れにはならないとみておきたい。
積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるなか、決算を手掛かりとした物色が中心になろう。
昨夕、決算を発表したところでは、JR東 (TYO:9020)、JR東海 (TYO:9022)、T&DHD (TYO:8795)、JR西 (TYO:9021)、北陸電力 (TYO:9505)、洋缶HD (TYO:5901)、スズケン (TYO:9987)、三菱倉 (TYO:9301)、ナブテスコ (TYO:6268)、住友林 (TYO:1911)、ZOZO (TYO:3092)などが注目される。
また、米ハイテク株の弱い値動きを受けて、値がさハイテク株などは手掛けづらくさせそうであり、バリュー株シフトから、相対的にTOPIX型優位の展開になりそうだ。
■日本郵政、24/3上方修正 経常利益 6600億円←6200億円
日本郵政 (TYO:6178)は2024年3月期業績予想の修正を発表。
経常収益は10兆8600億円から11兆9800億円、経常利益を6200億円から6600億円に上方修正した。
傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の収益が改善。
経常収益(10兆8500億円程度)、経常利益(6500億円程度)ともにコンセンサスを上回る。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38405.66、+470.90)
・1ドル=157.60-70円
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・日産自 (TYO:7201)廉価インバーター開発、汎用半導体を搭載
・小野薬 (TYO:4528)米社を3700億円で買収、がん領域開発増強
・東北電力 (TYO:9506)戦略投資3000億円、事業展開・財務・経営で方針
・BIPROGY (TYO:8056)新中計、成長投資700億円、M&A加速
・日立造船 (TYO:7004)欧でバイオガスプラント開発加速
・住友鉱 (TYO:5713)三菱商事と、豪ニッケル開発に参画、EV向けで需要拡大
・中国電力 (TYO:9504)島根原発2号機再稼働を12月に延期
・三菱自 (TYO:7211)新型車で安全性五つ星、豪・NZ評価「ANCAP」
・日立 (TYO:6501)独ロボSIを120億円で買収、グローバル展開強化
・ワコム (TYO:6727)最薄・最軽量の有機ELペンタブレット発売
・共英製鋼 (TYO:5440)世界3極体制、新中計、経常益18%増
・メタウォーター (TYO:9551)新中計、28年3月期に売上高2000億円、上下水道で大型案件増
・神戸鋼 (TYO:5406)アルミ製品加工賃値上げ
☆前場のイベントスケジュール
・07:45 NZ・1-3月期失業率(予想:4.2%、10-12月期:4.0%)
・07:45 NZ・1-3月期雇用者数増減(前期比予想:+0.3%、10-12月期:+0.4%) <ST>
■決算を手掛かりとした物色が中心
■日本郵政、24/3上方修正 経常利益 6600億円←6200億円
■前場の注目材料:日産自、廉価インバーター開発、汎用半導体を搭載
■決算を手掛かりとした物色が中心
1日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第に膠着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。
4月30日の米国市場は、NYダウが570ドル安、ナスダックは325ポイント安だった。
1-3月期の米雇用コスト指数が予想上回る伸びとなったため、利下げ期待の後退により売り優勢の展開となった。
賃金インフレが根強く、高インフレが想定以上に長期化するとの懸念に長期金利が上昇。
その後に発表された4月のシカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数が予想を大幅に下回ったため、スタグフレーション懸念も再燃し、下落幅を広げた。
シカゴ日経225先物は大阪比305円安の38165円。
円相場は1ドル157円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで38090円まで売られており、前日に上放れた75日線水準での攻防となった。
同線を明確に下放れてくるようだと、先物主導で下へのバイアスが強まる可能性はあるものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後のアク抜けの動きも意識されやすく、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
また、短期的には売り仕掛け的な動きも入りやすいだろうが、連休の谷間であるほか、連休明け後は決算発表がピークを迎えることもあり、早い段階での買い戻しに向かわせそうだ。
日経平均は75日線を割り込んでくることになりそうだが、38000円を上回っての底堅さがみられるようであれば、センチメントを冷ます流れにはならないとみておきたい。
積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるなか、決算を手掛かりとした物色が中心になろう。
昨夕、決算を発表したところでは、JR東 (TYO:9020)、JR東海 (TYO:9022)、T&DHD (TYO:8795)、JR西 (TYO:9021)、北陸電力 (TYO:9505)、洋缶HD (TYO:5901)、スズケン (TYO:9987)、三菱倉 (TYO:9301)、ナブテスコ (TYO:6268)、住友林 (TYO:1911)、ZOZO (TYO:3092)などが注目される。
また、米ハイテク株の弱い値動きを受けて、値がさハイテク株などは手掛けづらくさせそうであり、バリュー株シフトから、相対的にTOPIX型優位の展開になりそうだ。
■日本郵政、24/3上方修正 経常利益 6600億円←6200億円
日本郵政 (TYO:6178)は2024年3月期業績予想の修正を発表。
経常収益は10兆8600億円から11兆9800億円、経常利益を6200億円から6600億円に上方修正した。
傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の収益が改善。
経常収益(10兆8500億円程度)、経常利益(6500億円程度)ともにコンセンサスを上回る。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38405.66、+470.90)
・1ドル=157.60-70円
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・日産自 (TYO:7201)廉価インバーター開発、汎用半導体を搭載
・小野薬 (TYO:4528)米社を3700億円で買収、がん領域開発増強
・東北電力 (TYO:9506)戦略投資3000億円、事業展開・財務・経営で方針
・BIPROGY (TYO:8056)新中計、成長投資700億円、M&A加速
・日立造船 (TYO:7004)欧でバイオガスプラント開発加速
・住友鉱 (TYO:5713)三菱商事と、豪ニッケル開発に参画、EV向けで需要拡大
・中国電力 (TYO:9504)島根原発2号機再稼働を12月に延期
・三菱自 (TYO:7211)新型車で安全性五つ星、豪・NZ評価「ANCAP」
・日立 (TYO:6501)独ロボSIを120億円で買収、グローバル展開強化
・ワコム (TYO:6727)最薄・最軽量の有機ELペンタブレット発売
・共英製鋼 (TYO:5440)世界3極体制、新中計、経常益18%増
・メタウォーター (TYO:9551)新中計、28年3月期に売上高2000億円、上下水道で大型案件増
・神戸鋼 (TYO:5406)アルミ製品加工賃値上げ
☆前場のイベントスケジュール
・07:45 NZ・1-3月期失業率(予想:4.2%、10-12月期:4.0%)
・07:45 NZ・1-3月期雇用者数増減(前期比予想:+0.3%、10-12月期:+0.4%) <ST>