欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、日米中銀政策にらみも安値圏では買戻し

発行済 2024-07-29 17:25
更新済 2024-07-29 17:30
© Reuters.
USD/JPY
-
EUR/JPY
-
US10YT=X
-
JP10YT=XX
-
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、日米中銀政策にらみも安値圏では買戻し 29日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の早期利下げや日銀の利上げへの思惑で、ドル売り・円買いに振れやすい。
ただ、ドルは値ごろ感により買戻しが入り、今晩は下げづらい値動きとみる。


前週末に発表された米コアPCE価格指数は予想外の高止まりを示したものの、連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ開始を後押しする手がかりと市場は受け止めた。
それを受け米金利安・ドル安に振れ、ユーロ・ドルは1.0860ドル台に再浮上、ドル・円は153円80銭台を上値に伸び悩んだ。
週明けアジア市場で米10年債利回りの低下でドル売りが先行したほか、日経平均株価の上げ幅縮小で過度な円売りは後退した。


この後の海外市場は30-31日の日米中銀による政策決定を見極める展開。
日銀は現時点で3兆円規模の国債買入れ減額と0.15%程度の利上げが見込まれ、円売りは入りづらい。
一方、米FOMCでは政策金利据え置きの公算だが、9月から年内2回の利下げが示唆されるとの思惑が広がり、ドル売り基調は継続。
市場シナリオ通りならドル・円は目先150円を目指すとみられるが、今晩は安値圏でドルの買戻しが入り下げづらいだろう。


【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・6月住宅ローン承認件数(5月:6.00万件)
・23:30 米・7月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-14.2、6月:-15.1)


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2025 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます