*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト~
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト
■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円
■前場の注目材料:住友ベーク、半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制
■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト
27日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
26日の米国市場は、NYダウが65ドル高、ナスダックは152ポイント安だった。
9月の利下げ期待を受けた買いが優勢となった。
耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったため、ソフトランディング期待からNYダウは史上最高値を更新。
一方で、決算を控えたエヌビディアなど半導体株の一角には持ち高調整の動きがみられた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の38035円。
円相場は1ドル144円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まりそうだ。
米半導体株が弱い動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうだ。
昨日は一時1ドル=143円台に振れた円高の影響から先物主導で売られた面もあるため、引き続き為替にらみの相場展開になりやすいだろう。
一方で中東の地政学リスクに加えて、リビアが石油の生産と輸出の停止を明らかにしたことから、原油先物相場が上昇しており、エネルギー株への物色が意識されることになりそうだ。
エヌビディアの決算については、慎重な見通しを予想する向きもあり、米半導体株には売り仕掛け的な動きもあったと考えられる。
国内の半導体株については足もとで調整がみられているため、織り込みは進んでいるだろう。
短期的な売り仕掛けの動きが入りやすいと考えられるものの、エヌビディアの決算前にはニュートラルに戻しておきたいところであり、アク抜けを想定した押し目狙いの動きも意識されよう。
また、東証プライムの売買高は連日で13億株台と薄商いが続いている。
インデックスに絡んだ商いも限られているなか、日経平均株価は狭いレンジでの推移になるだろう。
一方で、昨日のグロース250指数は5%近い上昇でリバウンド基調が強まっている。
7月18日の高値が射程に入ってきていることもあり、個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフトしやすいと考えられる。
■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円
メルコ (TYO:6676)は2025年3月期業績予想の修正を発表。
売上高は1500億円から1330億円、営業利益を58億円から52億円に下方修正した。
子会社であるシマダヤの上場が承認された。
株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)が実施される予定であることに伴い、2024年10月1日以降、シマダヤは連結子会社から除外される。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(41240.52、+65.44)
・1ドル=144.50-60円
・米原油先物は上昇(77.42、+2.59)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友ベーク (TYO:4203)半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制
・東海理化 (TYO:6995)半導体外販を拡大、0.35マイクロメートル対応の新設備導入
・いすゞ自 (TYO:7202)自動運転トラックで米新興と協業、一般道走行目指す
・渋谷工業 (TYO:6340)新中計、27年6月期売上高1500億円、国内更新需要に期待
・日立 (TYO:6501)シングテルと提携、アジア向け次世代データセンター構築
・川崎汽船 (TYO:9107)ケイライン・ウインド・サービスと、英社と覚書、浮体式洋上風力で協力
・ワコールHD (TYO:3591)国内生産再編、インナー長崎・福井に集約、収益力改善
・伊藤忠 (TYO:8001)ワンエネから太陽光リース取得、余剰電力売買とシナジー
・いすゞ自 (TYO:7202)米でEVトラック増産、環境規制見据え
・JFEHD (TYO:5411)JFEエンジニアリング、JAPEXから系統用蓄電所のEPC業務を受注
・三菱重 (TYO:7011)入出庫と荷物積み降ろしの自動化を共同実証
・富士通 (TYO:6702)国際共同治験を誘致、「ドラッグ・ロス」対策
・野村総研 (TYO:4307)NRIセキュアテクノロジーズ、次世代ネット「Web3」総合支援
・日本電気硝子 (TYO:5214)全固体ナトリウムイオン電池、耐熱200℃に向上
・八洲電機 (TYO:3153)電源保守・冷熱で新事業、専任組織新設
・ミネベアミツミ (TYO:6479)タイ工場に新ライン、回転角センサーの生産量3倍に
・カネカ (TYO:4118)北海道の新工場で開所式、血液浄化器を生産
・三井住友建設 (TYO:1821)インバート補強向け工法をトンネル工事に初適用、工期35%短縮
・日本製鉄 (TYO:5401)グループの日鉄鋼板、北海鋼機を吸収合併、半導体工場需要にらむ
・デンカ (TYO:4061)コンゴからエボラ速診器具の使用許可
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 中・7月工業企業利益(6月:前年比+3.6%) <ST>
■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト
■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円
■前場の注目材料:住友ベーク、半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制
■個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフト
27日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
26日の米国市場は、NYダウが65ドル高、ナスダックは152ポイント安だった。
9月の利下げ期待を受けた買いが優勢となった。
耐久財受注やダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったため、ソフトランディング期待からNYダウは史上最高値を更新。
一方で、決算を控えたエヌビディアなど半導体株の一角には持ち高調整の動きがみられた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の38035円。
円相場は1ドル144円30銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まりそうだ。
米半導体株が弱い動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうだ。
昨日は一時1ドル=143円台に振れた円高の影響から先物主導で売られた面もあるため、引き続き為替にらみの相場展開になりやすいだろう。
一方で中東の地政学リスクに加えて、リビアが石油の生産と輸出の停止を明らかにしたことから、原油先物相場が上昇しており、エネルギー株への物色が意識されることになりそうだ。
エヌビディアの決算については、慎重な見通しを予想する向きもあり、米半導体株には売り仕掛け的な動きもあったと考えられる。
国内の半導体株については足もとで調整がみられているため、織り込みは進んでいるだろう。
短期的な売り仕掛けの動きが入りやすいと考えられるものの、エヌビディアの決算前にはニュートラルに戻しておきたいところであり、アク抜けを想定した押し目狙いの動きも意識されよう。
また、東証プライムの売買高は連日で13億株台と薄商いが続いている。
インデックスに絡んだ商いも限られているなか、日経平均株価は狭いレンジでの推移になるだろう。
一方で、昨日のグロース250指数は5%近い上昇でリバウンド基調が強まっている。
7月18日の高値が射程に入ってきていることもあり、個人主体の資金は流動性のある中小型株にシフトしやすいと考えられる。
■メルコ、25/3下方修正 営業利益 52億円←58億円
メルコ (TYO:6676)は2025年3月期業績予想の修正を発表。
売上高は1500億円から1330億円、営業利益を58億円から52億円に下方修正した。
子会社であるシマダヤの上場が承認された。
株式の現物配当(株式分配型スピンオフ)が実施される予定であることに伴い、2024年10月1日以降、シマダヤは連結子会社から除外される。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(41240.52、+65.44)
・1ドル=144.50-60円
・米原油先物は上昇(77.42、+2.59)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・住友ベーク (TYO:4203)半導体後工程向け次世代顆粒封止材、亀裂・反り抑制
・東海理化 (TYO:6995)半導体外販を拡大、0.35マイクロメートル対応の新設備導入
・いすゞ自 (TYO:7202)自動運転トラックで米新興と協業、一般道走行目指す
・渋谷工業 (TYO:6340)新中計、27年6月期売上高1500億円、国内更新需要に期待
・日立 (TYO:6501)シングテルと提携、アジア向け次世代データセンター構築
・川崎汽船 (TYO:9107)ケイライン・ウインド・サービスと、英社と覚書、浮体式洋上風力で協力
・ワコールHD (TYO:3591)国内生産再編、インナー長崎・福井に集約、収益力改善
・伊藤忠 (TYO:8001)ワンエネから太陽光リース取得、余剰電力売買とシナジー
・いすゞ自 (TYO:7202)米でEVトラック増産、環境規制見据え
・JFEHD (TYO:5411)JFEエンジニアリング、JAPEXから系統用蓄電所のEPC業務を受注
・三菱重 (TYO:7011)入出庫と荷物積み降ろしの自動化を共同実証
・富士通 (TYO:6702)国際共同治験を誘致、「ドラッグ・ロス」対策
・野村総研 (TYO:4307)NRIセキュアテクノロジーズ、次世代ネット「Web3」総合支援
・日本電気硝子 (TYO:5214)全固体ナトリウムイオン電池、耐熱200℃に向上
・八洲電機 (TYO:3153)電源保守・冷熱で新事業、専任組織新設
・ミネベアミツミ (TYO:6479)タイ工場に新ライン、回転角センサーの生産量3倍に
・カネカ (TYO:4118)北海道の新工場で開所式、血液浄化器を生産
・三井住友建設 (TYO:1821)インバート補強向け工法をトンネル工事に初適用、工期35%短縮
・日本製鉄 (TYO:5401)グループの日鉄鋼板、北海鋼機を吸収合併、半導体工場需要にらむ
・デンカ (TYO:4061)コンゴからエボラ速診器具の使用許可
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 中・7月工業企業利益(6月:前年比+3.6%) <ST>