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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日本の7-9月期GDPが手掛かり材料に

発行済 2024-11-09 14:18
更新済 2024-11-09 14:30
© Reuters.
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*14:18JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日本の7-9月期GDPが手掛かり材料に ■軟調推移、ドイツにおける政治不安の高まりを嫌気

今週のユーロ・ドルは軟調推移。
米大統領選でトランプ氏が勝利し、米国経済の回復が期待されたことやドイツにおける政治不安の高まりを受けてリスク回避のユーロ売り・米ドル買いが活発となった。
米追加利下げを受けたユーロ買いは週末前に縮小し、ドイツ経済の停滞を警戒したユーロ売りが観測された。
取引レンジ:1.0681ドル-1.0937ドル。


■伸び悩みか、欧米の貿易関係悪化を警戒

来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。
米大統領選でトランプ前大統領の再登板が決まり、欧米の貿易関係悪化を警戒してユーロ売りは継続する可能性がある。
ドイツの政局流動化も懸念材料に。
ただし、11月13日発表の10月米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回った場合、リスク回避のユーロ売りは縮小する可能性がある。


予想レンジ:1.0550ドル-1.0850ドル

■下落、日本の為替介入に対する警戒強まる

今週のユーロ・円は下落。
やドイツにおける政治不安の高まりを受けてリスク回避のユーロ売り・米ドル買いが観測された。
また、過度な円安を是正するために日本の為替介入が警戒されており、米ドル高円安の進行は一服したことも影響したようだ。
取引レンジ:163円21銭-166円10銭。


■伸び悩みか、日本の7-9月期GDPが手掛かり材料に

来週のユーロ・円は伸び悩みか。
トランプ米次期政権の発足をにらみユーロ圏経済の不透明感が深まり、ユーロ売り・米ドル買いが続く可能性がある。
ドイツの政局流動化もユーロ売り要因に。
ただ、日本の7-9月期国内総生産(GDP)が市場予想を下回った場合、日本銀行による追加利上げ観測は後退し、ユーロ売り・円買いは弱まるとみられる。


○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・13日(水):9月鉱工業生産(8月:前月比+1.8%)
・15日(金):7-9月期域内総生産改定値(速報値:前年比+0.9%)

予想レンジ:162円00銭-165円00銭


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