*08:52JST 前場に注目すべき3つのポイント~戻り高値39884.01円が射程に入る~
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■戻り高値39884.01円が射程に入る
■クミアイ化、24/10上方修正 営業利益 115億円←100億円
■前場の注目材料:三菱瓦斯化学、デジタル投資100億円、AI需要予測システムを構築
■戻り高値39884.01円が射程に入る
5日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうである。
4日の米国市場はNYダウが308ドル高、ナスダックは254ポイント高だった。
11月のADP雇用統計は予想を下回ったものの、堅調な雇用の伸びが確認されたほか、11月のISM非製造業景況指数が低調で一時伸び悩んだが、米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が高まった。
終盤にかけては米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで、経済に楽観的な見解を示したほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)でも経済活動の拡大継続が確認されたため、相場は上げ幅を拡大した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比355円高の39625円。
円相場は1ドル150円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。
米国市場ではマーベル・テクノロジーやセールスフォースなどの良好な決算が評価され、ハイテク株に買いが広がっている。
エヌビディアも3%を超える上昇をみせたこともあり、アドバンテスト (TYO:6857)や東エレク (TYO:8035)といった指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。
朝方は日経平均型のインデックス買いが入りやすく、日経平均株価を押し上げる形になろう。
昨日の日経平均株価は前引けにかけて軟化する場面もみられたが、節目の39000円接近では押し目買い意欲の強さが窺えた。
その後はボリンジャーバンドの+1σ(39234円)辺りでの攻防となったが、米株高の流れをうけて同水準を明確に上放れてくることになろう。
+2σ(39736円)が意識されるほか、11月7日につけた戻り高値39884.01円が射程に入ってくる可能性がある。
戻り高値を捉えてくるようだと、売り方の買い戻しの動きが強まりやすく、足もとで調整をみせていたハイテク株などには
資金が集中しやすい。
また、先高期待が高まるなか、強いトレンドを継続している中小型株などには、個人主体の上値追いの動きが強まりやすいだろう。
セールスフォースの良好な決算を背景に、AIやDX関連などにも資金が向かいそうだ。
一方で、リバランスの流れから足もとで強い動きをみせていた金融株には利益を確定させる動きが出てくる可能性があるだろう。
■クミアイ化、24/10上方修正 営業利益 115億円←100億円
クミアイ化 (TYO:4996)は2024年10月期業績予想の修正を発表。
売上高は1550億円から1610億円、営業利益を100億円から115億円に上方修正した。
農薬及び農業関連事業において、畑作用除草剤「アクシーブ」を含む海外向け農薬の出荷が増加したこと等により、2024年6月4日開示の修正予想比で増収、営業増益となる見込み。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39276.39、+27.53)
・NYダウは上昇(45014.04、+308.51)
・ナスダック総合指数は上昇(19735.12、+254.21)
・1ドル=150.40-50円
・シカゴ日経先物は上昇(39625、+355)
・SOX指数は上昇(5121.78、+85.92)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三菱瓦斯化学 (TYO:4182)デジタル投資100億円、AI需要予測システムを構築
・JDI (TYO:6740)次世代有機ELパネル量産を延期、来年3月に
・南海電鉄 (TYO:9044)「通天閣」子会社化、沿線価値の向上・地域発展
・三菱商事 (TYO:8058)子会社、銅の不正取引、中国で損失138億円
・アイサンテクノ (TYO:4667)いすゞなどと大型路線バスに一般客乗せ自動運転、平塚市で実証
・日精樹脂 (TYO:6293)型締め460トンの立型射出機、車載電装品向け
・CYBERDYNE (TYO:7779)リハビリスーツ、マレーシアとレンタル契約
・川崎重 (TYO:7012)溝堀施工自律化、3Dデータ・高性能センサー活用
・TOPPAN (TYO:7911)次世代半導体開発を加速
・大日本印刷 (TYO:7912)販促物・パッケージの法令・専門用語支援
・芝浦メカトロニクス (TYO:6590)前・後工程でニッチ攻勢、AI半導体にニーズ
・富士ソフト (TYO:9749)作業者の異常行動をAIカメラで検知
・住友化学 (TYO:4005)農薬・電子材で成長、売上高30年度3―4割増
・住友金属鉱山 (TYO:5713)豪プロの権益30%取得、リオティントと提携
・鹿島 (TYO:1812)低炭素コンクリ導入でダム工事のCO2削減
・東ソー (TYO:4042)HDI誘導品を増産、山口に60億円投資
・日本特殊陶業 (TYO:5334)空中で触・聴覚、万博に装置出展
・安藤ハザマ (TYO:1719)危険行動をAI検知、NTT-ATと現場向けシステム
・三井化学 (TYO:4183)化学品WG、共同物流で成果、デジタル活用、千葉で実証
・大林組 (TYO:1802)慶大と、遠隔操作で火薬装填、トンネル切羽工事で実証
・JR九州 (TYO:9142)三井不動産などと、熊本・菊陽町の将来像検討
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・10月貿易収支(予想:+45.00億豪ドル、9月:+46.09億豪ドル) <ST>
■戻り高値39884.01円が射程に入る
■クミアイ化、24/10上方修正 営業利益 115億円←100億円
■前場の注目材料:三菱瓦斯化学、デジタル投資100億円、AI需要予測システムを構築
■戻り高値39884.01円が射程に入る
5日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうである。
4日の米国市場はNYダウが308ドル高、ナスダックは254ポイント高だった。
11月のADP雇用統計は予想を下回ったものの、堅調な雇用の伸びが確認されたほか、11月のISM非製造業景況指数が低調で一時伸び悩んだが、米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が高まった。
終盤にかけては米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで、経済に楽観的な見解を示したほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)でも経済活動の拡大継続が確認されたため、相場は上げ幅を拡大した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比355円高の39625円。
円相場は1ドル150円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。
米国市場ではマーベル・テクノロジーやセールスフォースなどの良好な決算が評価され、ハイテク株に買いが広がっている。
エヌビディアも3%を超える上昇をみせたこともあり、アドバンテスト (TYO:6857)や東エレク (TYO:8035)といった指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。
朝方は日経平均型のインデックス買いが入りやすく、日経平均株価を押し上げる形になろう。
昨日の日経平均株価は前引けにかけて軟化する場面もみられたが、節目の39000円接近では押し目買い意欲の強さが窺えた。
その後はボリンジャーバンドの+1σ(39234円)辺りでの攻防となったが、米株高の流れをうけて同水準を明確に上放れてくることになろう。
+2σ(39736円)が意識されるほか、11月7日につけた戻り高値39884.01円が射程に入ってくる可能性がある。
戻り高値を捉えてくるようだと、売り方の買い戻しの動きが強まりやすく、足もとで調整をみせていたハイテク株などには
資金が集中しやすい。
また、先高期待が高まるなか、強いトレンドを継続している中小型株などには、個人主体の上値追いの動きが強まりやすいだろう。
セールスフォースの良好な決算を背景に、AIやDX関連などにも資金が向かいそうだ。
一方で、リバランスの流れから足もとで強い動きをみせていた金融株には利益を確定させる動きが出てくる可能性があるだろう。
■クミアイ化、24/10上方修正 営業利益 115億円←100億円
クミアイ化 (TYO:4996)は2024年10月期業績予想の修正を発表。
売上高は1550億円から1610億円、営業利益を100億円から115億円に上方修正した。
農薬及び農業関連事業において、畑作用除草剤「アクシーブ」を含む海外向け農薬の出荷が増加したこと等により、2024年6月4日開示の修正予想比で増収、営業増益となる見込み。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39276.39、+27.53)
・NYダウは上昇(45014.04、+308.51)
・ナスダック総合指数は上昇(19735.12、+254.21)
・1ドル=150.40-50円
・シカゴ日経先物は上昇(39625、+355)
・SOX指数は上昇(5121.78、+85.92)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三菱瓦斯化学 (TYO:4182)デジタル投資100億円、AI需要予測システムを構築
・JDI (TYO:6740)次世代有機ELパネル量産を延期、来年3月に
・南海電鉄 (TYO:9044)「通天閣」子会社化、沿線価値の向上・地域発展
・三菱商事 (TYO:8058)子会社、銅の不正取引、中国で損失138億円
・アイサンテクノ (TYO:4667)いすゞなどと大型路線バスに一般客乗せ自動運転、平塚市で実証
・日精樹脂 (TYO:6293)型締め460トンの立型射出機、車載電装品向け
・CYBERDYNE (TYO:7779)リハビリスーツ、マレーシアとレンタル契約
・川崎重 (TYO:7012)溝堀施工自律化、3Dデータ・高性能センサー活用
・TOPPAN (TYO:7911)次世代半導体開発を加速
・大日本印刷 (TYO:7912)販促物・パッケージの法令・専門用語支援
・芝浦メカトロニクス (TYO:6590)前・後工程でニッチ攻勢、AI半導体にニーズ
・富士ソフト (TYO:9749)作業者の異常行動をAIカメラで検知
・住友化学 (TYO:4005)農薬・電子材で成長、売上高30年度3―4割増
・住友金属鉱山 (TYO:5713)豪プロの権益30%取得、リオティントと提携
・鹿島 (TYO:1812)低炭素コンクリ導入でダム工事のCO2削減
・東ソー (TYO:4042)HDI誘導品を増産、山口に60億円投資
・日本特殊陶業 (TYO:5334)空中で触・聴覚、万博に装置出展
・安藤ハザマ (TYO:1719)危険行動をAI検知、NTT-ATと現場向けシステム
・三井化学 (TYO:4183)化学品WG、共同物流で成果、デジタル活用、千葉で実証
・大林組 (TYO:1802)慶大と、遠隔操作で火薬装填、トンネル切羽工事で実証
・JR九州 (TYO:9142)三井不動産などと、熊本・菊陽町の将来像検討
☆前場のイベントスケジュール
・09:30 豪・10月貿易収支(予想:+45.00億豪ドル、9月:+46.09億豪ドル) <ST>