15日のドル・円相場は、東京市場では108円38銭から108円63銭まで反発。
欧米市場でドルは108円48銭から108円86銭まで上昇し、108円78銭で取引を終えた。
本日18日のドル・円は主に108円台後半で推移する見込み。
米中通商協議の進展については、予断を許さない状況が続くとみられているが、米国株高を意識してリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。
報道によると、米中両国は16日(アジア時間)に閣僚級電話会談を行っており、第1段階の合意形成に向けた最終的な調整を進めているとみられる。
15日にはクドロー国家経済会議(NEC)委員長が「第1段階(phase1)の合意成立は最終段階にある」との見方を示している。
米中通商協議のすみやかな進展は保証されていないものの、12月上旬頃までに第1段階の合意が成立する可能性は残されていること、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会証言で、政策金利を当面据え置く考えがあることを示唆していることから、目先的にリスク回避的なドル売り・円買いはある程度抑制されるとみられる。