[東京 11日 ロイター] - 安倍晋三首相は11日、衆院予算委員会の集中審議で、2020年度2次補正予算について必要なら今国会中に議論すると述べた。10万円の一律給付第2弾を求める声があるのは承知していると述べ、可能性を否定しなかった。玉木雄一郎委員(立国社)への答弁。
玉木氏は民間の経済予測などをベースに新型コロナウイルスによる経済収縮で日本経済は110兆円超の需要が失われ、アベノミクスの全成果が失われるリスクがあるとして100兆円の超長期国債発行による果断な経済対策の必要性を問うた。
10万円の一律給付の第2弾に関して安倍首相は「追加の10万円給付を求める声があることは承知している」と述べた。「14日に専門家の意見を聞きながら、一部地域での(緊急事態宣言の)解除が可能かどうか発表したい。そうした状況を踏まえさまざな対応を考えたい」と述べた。
2次補正予算について、14日の専門家会議などで「さらなる対策が必要という判断があれば、果断に対応したい」と述べ、「必要な対策については今国会で対応していきたい」とした。
(竹本能文※)