(内容を追加しました) [ニューヨーク 13日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17613.68(‐27.16) 前営業日終値 17640.84(‐96.53)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4661.50(‐3.21) 前営業日終値 4664.71(‐39.36)
S&P総合500種 .SPX 終値 2023.03(‐5.23) 前営業日終値 2028.26(‐16.55)
13日の米国株式市場は、不安定な値動きとなる中、続落して引けた。商品(コモデ ィティ)価格が一段安となったことで、素材、エネルギー株への売りが膨らんだ。
ダウ工業株30種 .DJI は27.16ドル(0.15%)安の1万7613.68ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は3.21ポイント(0.07%)安の4661.50 。 S&P総合500種 .SPX は5.23ポイント(0.26%)安の2023.03。
朝方は、前日の取引終了後に発表されたアルミ大手アルコア AA.N の決算を好感して 主要指数が軒並み1%超上昇したが、午後にかけて資源価格の下落が嫌われ、下げに転じ た。 この日の欧米市場では銅先物価格が5年超ぶりの安値に低落し、原油先物は一時、約 6年ぶりの安値を更新。このため素材株とエネルギー株が大きく売られ、S&P素材株指 数 .SPLRCMA は1.2%安、エネルギー株指数 .SPNY は0.7%安となった。 ロックウェル・グローバル・キャピタルのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カー ディロ氏は「石油のみならず、幅広いコモディティ価格が下げ止まらない。世界的なデフ レにつながりかねないとの不安が生じ、市場は神経質になっている」と話した。
アルコアは朝方上昇したが、結局2.3%安で引けた。 鉱業大手フリーポート・マクモラン FCX.N は7.5%下落し、S&P総合500種 指数の構成銘柄中で下落率が最大となった。 住宅建設KBホーム KBH.N は決算発表後に一時大幅上昇したが、第1・四半期の利 益率が低下するとの見通しを示したため下落に転じ、終値は16.3%安。住宅建設株全 般も朝方の上昇後、一転して下落した。 タイヤメーカー大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー GT.O は、通年の営業利 益の伸びが自社予想を下回るとの見通しを示したことで、7.1%急落した。 BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約78億株と、 過去5日間の平均72億株を上回った。 騰落比率はニューヨーク証券取引所が上げ銘柄1に対して下げが1.11、ナスダッ クは上げ1対下げ1.05となった。