14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円11銭まで上昇後、109円86銭まで反落して引けた。
米中第1段階貿易協定の署名への期待にいったんドル買い、リスク選好の動きが優勢となった。
しかし、米国の12月消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったこと、「対中関税の完全撤廃が選挙後になる」との米国政府高官の見解が報じられると失望感からドル買いやリスク選好の動きが後退した。
ユーロ・ドルは、1.1104ドルまで下落後、1.1135ドルまで反発して引けた。
ユーロ・円は、122円19銭まで下落後、122円58銭まで反発。
ポンド・ドルは、1.2974ドルから1.3033ドルまで上昇した。
ショートカバーが加速。
ドル・スイスは、0.9710フランまで上昇後、0.9666フランまで下落。
米国の為替報告を受けてスイス国立銀行が声明を発表、「為替介入は金融政策の一環」と釈明すると一時フラン売りが強まった。
[経済指標] ・米・12月消費者物価指数(CPI):前年比+2.3%(予想:+2.4%、11月:+2.1%)・米・12月消費者物価コア指数:前年比+2.3%(予想:+2.3%、11月:+2.3%)・米・12月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.3%、11月:+0.3%)・米・12月消費者物価コア指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、11月:+0.2%)