[クアラルンプール 11日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は11日、マレーシアの航空安全性評価を「カテゴリー1」から「カテゴリー2」に引き下げた。これにより同国の航空会社は米国への増便ができなくなる。
FAAの安全性評価はマレーシアの航空監督体制に基づいており、同国の民間航空当局への評価になる。
現在マレーシアの航空会社の米国路線は、格安航空会社(LCC)エアアジアが運航しているクアラルンプール―ホノルル便(大阪経由)のみ。
FAAは格下げについて、マレーシア民間航空局(CAAM)が「技術面の専門知識、訓練された人材、記録管理、点検プロセスなど」一つ以上の分野で不十分だと説明した。
「カテゴリー2」ではマレーシアからの航空便の米空港での点検項目が増えるほか、マレーシアの航空会社と米航空会社とのコードシェア(共同運航)が認められない。