[ブラジリア 22日 ロイター] - ブラジル中央銀行のカンポス・ネト総裁は22日、国内経済に新型コロナウイルス危機を受けた急縮小から力強く回復する兆しが見られるとし、6.4%のマイナス成長になるという今年の見通しは悲観的すぎると述べた。
第2・四半期の国内総生産(GDP)は新型コロナの影響で急減するとみられるが、小売業界やエネルギー消費関連の指標はこのところ、力強い回復を示唆していると語った。
中銀は6月、今年のGDP予測を市場予測と同水準の6.4%減に下方修正したが、カンポス・ネト総裁は地元紙がこの日主催したオンラインイベントで「現時点でマイナス6.4%は悲観的で、上回ると考えている」とし、指標にそれが示されていると述べた。
また、第2・四半期GDPの落ち込みは急激だが、どの程度になるかも極めて不透明だと指摘。さらに、今後数週間は為替市場のボラティリティーが引き続き低下するだろうと述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200722T173509+0000