[ベルリン 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は14日、一段と明確な物価目標の設定をECBは検討すべきという考えを示した。
理事は南ドイツ新聞に対し、2%未満だがその近辺とする現行の物価目標について「これまではうまく機能したが、経済の構造的変化に伴い、慎重な議論が求められる」と指摘。その上で「物価目標の一段と明確な定義付けの是非を検討すべきで、これは物価の安定という主要目標を達成するためのものに他ならない」と述べた。
ECBは今月、政策枠組みの見直しに着手する予定で、年末までの取りまとめを目指す。