農業総合研究所 (T:3541)は14日、2020年8月期第1四半期(19年9月-11月)決算を発表した。
売上高は6.95億円、営業利益は0.02億円、経常利益は0.06億円、四半期純利益は0.03億円となった。
2019年8月期第1四半期は連結財務諸表を作成していたため、対前年同四半期増減率については記載していない。
主力事業である「農家の直売所」事業の継続的な成長を図るため、生産者の出荷拡大に向けた摂津センターの拡張やバラ出荷方式の導入準備などを着実に実行し、流通総額の拡大と利益率の改善に向けて取り組んだ。
さらに、コメ及び野菜・果物の取扱量拡大を目的としたコメ卸最大手の神明との業務提携契約や、同社商品の付加価値を高めることを目的としたレシピ動画サービスを展開するdelyとの業務提携契約を締結するなど、他社とのアライアンスも積極的に展開した。
このような取り組みにより、重要な経営指標である「農家の直売所」事業による流通総額は24.69億円、2019年11月末日時点でスーパーマーケット等の国内小売店への導入店舗数は1,458店舗(前年度末より42店舗増)、農産物の集荷拠点である集荷場は93拠点(同1拠点増)、登録生産者は8,761名(同156名増)まで拡大した。
2020年8月通期の業績予想については、売上高は前期比12.2%増の32.00億円、営業利益は同34.6%増の0.60億円、経常利益は同30.2%増の0.60億円、当期純利益は57.7%増の0.35億円とする期初計画を据え置いている。