トラスト・テック (T:2154)は13日、2020年6月期第1四半期(19年7月-9月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比8.8%増の203.66億円、営業利益が同20.4%増の12.78億円、経常利益が同15.5%増の12.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.3%増の7.53億円となった。
技術系領域(顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託事業)の売上高は前年同期比12.8%増の107.02億円、セグメント利益は同10.5%増の12.26億円となった。
注力分野であるIT系領域におけるIT・ソフト開発、および輸送用機器や機械などの業種で社員配属が伸長した。
製造系領域(顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業)の売上高は前年同期比2.2%減の23.88億円、セグメント利益は同49.2%増の0.65億円となった。
重点戦略地域に注力して求人案件の獲得数を増やし応募者とのマッチング数を増やす施策を推し進めた。
海外領域(日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業)の売上高は前年同期比7.2%増の72.78億円、セグメント利益は0.22億円(前年同期は0.74億円の損失)となった。
子会社化した英国の人材派遣会社Quattro Group Holdings Limitedの業績寄与および一時費用が剥落した。
その他の売上高は前年同期比72.5%増の0.43億円、セグメント損失は0.41億円(前年同期は0.34億円の損失)となった。
特例子会社(トラスト・テック・ウィズ)における障がい者雇用を推進し、主にグループ間でのフラワーアレンジメント制作物の納品や梱包軽作業などを行っている。
2020年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%増の870.00億円、営業利益が同13.6%増の65.00億円、経常利益が同13.3%増の63.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%増の38.40億円とする期初計画を据え置いている。