[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)が発表した調査によると、英国民の向こう1年のインフレ期待は、約6年ぶりの高水準となった。ただ、長期的なインフレ期待は低下した。
向こう1年のインフレ期待は3.3%。5月の3.1%から上昇し、2013年11月以来の高水準となった。
英国の合意なき欧州連合(EU)離脱の可能性が高まり、輸入物価を押し上げるポンド安が進行したことが背景にある。
一方、向こう5年のインフレ期待は3.1%で、5月の3.8%から低下し、2016年11月以来の低水準となった。低下幅は、2009年の調査開始以来、最大となった。
向こう1年間に英中銀の政策金利引き上げを予想する割合は43%で、5月の49%から低下した。
調査は、7月31日から8月4日にかけて2110人に対し実施した。