ケアネット (T:2150)は13日、2019年12月期第3四半期(19年1月-9月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比4.7%増の21.46億円、営業利益が同26.1%増の3.98億円、経常利益が同33.2%増の3.88億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同37.8%増の2.48億円となった。
厚生労働省が策定した「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」が2019年4月に施行されたことに伴い、同社の主要な取引先において、審査及び新規案件の意思決定に若干の遅れが発生したが、当第3四半期の受注に対しては、回復基調にある。
医薬営業支援サービスの売上高は前年同期比5.8%増の18.58億円、営業利益は同27.0%増の9.32億円となった。
既存サービスの販売体制強化などの取り組みを進めた。
医療コンテンツサービスの売上高は前年同期比1.5%減の2.87億円、営業利益は同41.1%減の0.60億円となった。
医師向け教育コンテンツ「ケアネットDVD」及び「その他」の売上高は同16.1%減の1.02億円、医療教育動画サービス「Carene TV」の売上高は同8.9%増の1.85億円となった。
また、医師・医療従事者向け医療専門サイト「ケアネット・ドットコム(CareNet.com)」においては、医師会員獲得及び維持を目的に、前期に引き続き積極的に投資を行い、当第3四半期末の医師会員数は前年同四半期比6.1%増の15万1千人となった。
2019年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.8%増の31.00億円、営業利益が同6.5%増の5.00億円、経常利益が同10.6%増の4.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.9%増の2.92億円とする期初計画を据え置いている。