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IXナレッジ Research Memo(7):2020年3月期は売上高・各利益ともに微増予想

発行済 2019-12-27 15:17
更新済 2019-12-27 15:21
© Reuters.  IXナレッジ Research Memo(7):2020年3月期は売上高・各利益ともに微増予想
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■業績動向3. 2020年3月期見通しアイエックス・ナレッジ (T:9753)の2020年3月期業績については、売上高で前期比1.4%増の18,014百万円、営業利益で同2.0%増の840百万円、経常利益で同0.0%増の879百万円、当期純利益で同0.9%増の591百万円と堅調な業績を予想しており、期初予想から変化はない。

売上高に関しては、1.4%増と微増を予想する。

通期の売上高計画に対する第2四半期進捗率は48.5%(前期は49.1%)と前期並みの水準に到達している。

金融分野に関しては、大手銀行の比率が低下するなか、資産運用系金融機関案件や新規の生命保険関連案件などでのカバーを狙う。

情報通信分野で大手通信会社向けシステム検証案件の一部終了が予定され、落ち込みが懸念される。

産業・サービス分野では、車載・画像センサーなどの組み込みシステム開発や化粧品会社向け案件、新規のアパレル関連案件などが期待される。

全般的に足元の受注環境は良好だが、大規模プロジェクトの端境期に一過性の谷が現れることもある事業特性であることに留意したい。

利益に関しては、営業利益率で0.1ポイント改善を見込む。

2020年3月期は、パートナー企業との連携を強化し、プロジェクトの原価管理を徹底し、収益性を高める方針である。

通期の営業利益計画に対する第2四半期進捗率は40.5%(前期は50.7%)とやや進捗が遅れる。

弊社では、上期の減益要因だった「次期成長事業創出向け教育費」は順次商業ベースに移行していくことで減少が予想され、「20周年記念対応活動費」も下期は一段落するため、売上高の大きな落ち込みがなければ収益性は回復すると予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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