日経平均は反発。
17日の米国市場でNYダウは反発し、23ドル高となった。
英国の欧州連合(EU)離脱を巡り両者が合意したことや、主要企業の市場予想を上回る決算が好感された。
本日の日経平均も企業の業績改善期待を背景に76円高でスタート。
前場の取引中に中国の7-9月期国内総生産(GDP)が発表されると、一時22649.85円(前日比197.99円高)まで上昇し取引時間中の年初来高値を付けた。
ただ中国株が弱含んだうえ、英議会のEU離脱案採決を見極めたいとの思惑も広がり、後場は小高い水準でのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比40.82円高の22492.68円となった。
終値としても年初来高値を更新した。
東証1部の売買高は10億8228万株、売買代金は1兆9968億円だった。
業種別では、ガラス・土石製品、石油・石炭製品、繊維製品が上昇率上位だった。
一方、食料品、情報・通信業、陸運業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の49%、対して値下がり銘柄は46%となった。
個別では、ファーストリテ (T:9983)、村田製 (T:6981)、キーエンス (T:6861)などが堅調。
SUMCO (T:3436)が4%超上昇したほか、SCREEN (T:7735)は8%近く上昇した。
台湾の半導体受託生産(ファウンドリー)大手が設備投資計画を上方修正し、関連銘柄が大きく買われた。
太陽誘電 (T:6976)など電子部品株やファナック (T:6954)など設備投資関連株の一角でも上げが目立った。
一部証券会社の新規レーティング付与が観測された大平洋金 (T:5541)は急伸。
また、事業買収を発表したキャリアインデ (T:6538)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、任天堂 (T:7974)、東エレク (T:8035)、ソニー (T:6758)などがさえない。
資生堂 (T:4911)は利益確定売りがかさみ3%下落した。
また、決算発表したモバファク (T:3912)や業績下方修正を発表したアーレスティ (T:5852)が東証1部下落率上位に顔を出した。