[ウィーン 6日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は6日、イランによる無制限のウラン濃縮表明を受け、新たな進展があれば加盟国に迅速に通知すると発表した。
イラン政府は5日、ウラン濃縮に関して一斉の制限を撤廃すると発表し、2015年に主要6カ国と結んだ核合意からさらに逸脱する姿勢を打ち出した。ただ、国連の監視機関への協力は続けると付け加えた。
IAEAは声明で、イランによる核合意逸脱に向けた発表を認識しているとした上で、「IAEAの検査官がイラン国内で検証および監視活動を続けており、これに関する進展について適時適切に加盟国に通知する」とした。