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欧州市場サマリー(13日)

発行済 2011-10-14 04:00

             1348GMT  12日終盤

ユーロ/ドル    1.3706 1.3786

ドル/円    76.830 77.240

ユーロ/円 105.29 106.51

            13日終値    前営業日終値

株 FT100 5403.38(‐38.42) 5441.80

  クセトラDAX   5914.84(‐79.63) 5994.47

金 現物午後値決め   1656.00      1682.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  98.625 (+0.000)  0.360(0.373)

独連邦債2年物 0.649(0.729)

独連邦債10年物(12月限) 134.37 (+0.81) 2.099(2.206)

独連邦債30年物   2.875(2.968)

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 <為替> ユーロが対ドルで値下がりしている。欧州中央銀行(ECB)がこの日公表

した月報で、ユーロ圏の国債について民間債権者に損失負担を強制すれば、ユーロの信認

低下につながる恐れがあり、域内の銀行に悪影響を与え、外為市場のボラティリティーを

増幅すると警告したことが背景となっている。さえない中国の貿易統計もユーロの圧迫要

因となった。

 電子取引EBSで、ユーロ/ドルは一時、1.3834ドルまで値下がりした後

値を戻し0.38%安の1.3732ドルで推移している。ただ、前週につけた8カ月半

ぶりの安値からは依然として約3%高い水準にある。

 ユーロ/円はおよそ1%値下がりし105.47円と、前日につけた1カ月

ぶり高値の107.03円から大きく下落した。

 一方、ドルはユーロを含む幅広い通貨に対して値上がりしているものの、対円では値下

がりし、0.58%安の76.81円で取引されている。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反落。中国の貿易統計の内容がさえず、経済成長の弱さ

に対する懸念が再燃したことから鉱山株が大きく売られた。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時、5456.09まで上昇したものの、その

後下げに転じた。

 これまでの7営業日続伸で約20%値上がりしていた鉱山株<.FTNMX1770>が下落した。

強気な需要見通しを発表したリオ・ティントも2.3%値下がりした。

 アングロ・アメリカンは約4.7%安。子会社アングロスール

(Anglo American Sur)について、世界最大の産銅会社、チリ銅公団(コデルコ)が、株

式の49%を購入するオプションを行使するか1月に決定する意向を表明した。実現すれ

ばアングロ・アメリカンの成長戦略に影響が出る可能性がある。

 過去7営業日で16%強上伸していた銀行株<.FTNMX8350>は、利益確定の売りに押され

た。

 

 欧州株式市場は反落して引けた。9週間ぶりの高値で引けた前日から一転、予想を下回

る中国貿易統計が発表され、投資家の間で世界経済の見通しに対する懸念が広がった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.65ポイント(1.09%)

安の966.37。年初来では14%下げている。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は不安定な取引のなか、39.63ポイ

ント(1.67%)安の2332.52で引けた。

 欧州中央銀行(ECB)がこの日公表した月報で、ユーロ圏の国債について民間債権者

に損失負担を強制すれば、ユーロの信認低下につながる恐れがあり、域内の銀行に悪影響

を与え、外為市場のボラティリティーを増幅すると警告したことから銀行株が大きく値下

がりした。

 STOXX欧州600銀行株指数<.FTATBNK>は3.7%低下。

 イタリアの銀行株の下落が目立った。同国政府の不安定要因に加え、多額の債務、国債

利回りの上昇に対する懸念が株安の要因となった。

 イタリアのFTSE・MIB<.FTMIB>は3.7%下落し、ウニクレディト

12%、インテサ・サンパオロは8.2%それぞれ値下がりした。

 イタリアの債券を多く保有する仏銀も売られた。

 BNPパリバは5.6%、ソシエテ・ジェネラルは6.7%下落。

 ドイツ銀行は5.6%値下がりした。欧州連合(EU)銀行監督当局が現在

進めている域内銀行のストレステスト(健全性審査)で9%の「狭義の中核的自己資本

(コアTier1)比率」が求められた場合、同行および欧州の大手銀行は多額の追加資

本が必要になる見通し、と関係筋が明らかにした。 

 鉱山株など景気循環株にも売りが出た。

 9月の中国貿易黒字が2カ月連続で縮小し、予想を下回ったことを受けて、エクストラ

ータは3.7%、アントファガスタは6.3%それぞれ値下がりした。

 

 <ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが8月以来の水準に上昇した。その後に行われ

た同国の国債入札は底堅い内容となったほか、欧州中央銀行(ECB)がイタリア国債を

買い入たとみられるにもかかわらず、同国債利回りは大きく低下しなかった。

 イタリアはこの日、5年債など4銘柄の国債入札を実施し、合計62億ユーロを調達し

た。入札は堅調な需要を集めたものの、入札結果が伝わる前に5.87%まで上昇したイ

タリア国債10年物利回りは、その後大きく低下せず、前日比8.5ベー

シスポイント(bp)高の5.83%で推移した。

 エボルーション証券のアナリスト、エリザベス・アフセス氏は「心理的に非常に良くな

い」としている。 

 市場関係者によると、週初から買い入れを控えていたECBが、入札結果発表直後に

10年債を中心としたイタリア国債の買い入れを行った。

 RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は「入

札は比較的順調だったにもかかわらず、イタリア政府の財政政策に対するコミットメント

、および同国の政治リスクに対する疑念が存在するため、投資家はイタリア国債への投資

に対する消極姿勢を崩していない」と述べた。 

 独連邦債先物は83ティック高の134.39で清算した。

 独連邦債10年物利回りは9.7bp低下の2.095%、同2年物

利回りは7.8bp低下の0.63%で推移した。

 

                           [東京 14日 ロイター]

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