1348GMT 12日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
13日終値 前営業日終値
株 FT100 5403.38(‐38.42) 5441.80
クセトラDAX 5914.84(‐79.63) 5994.47
金 現物午後値決め 1656.00 1682.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 98.625 (+0.000) 0.360(0.373)
独連邦債2年物 0.649(0.729)
独連邦債10年物(12月限) 134.37 (+0.81) 2.099(2.206)
独連邦債30年物 2.875(2.968)
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<為替> ユーロが対ドルで値下がりしている。欧州中央銀行(ECB)がこの日公表
した月報で、ユーロ圏の国債について民間債権者に損失負担を強制すれば、ユーロの信認
低下につながる恐れがあり、域内の銀行に悪影響を与え、外為市場のボラティリティーを
増幅すると警告したことが背景となっている。さえない中国の貿易統計もユーロの圧迫要
因となった。
電子取引EBSで、ユーロ/ドル
値を戻し0.38%安の1.3732ドルで推移している。ただ、前週につけた8カ月半
ぶりの安値からは依然として約3%高い水準にある。
ユーロ/円
ぶり高値の107.03円から大きく下落した。
一方、ドルはユーロを含む幅広い通貨に対して値上がりしているものの、対円では値下
がりし、0.58%安の76.81円で取引されている。
<株式> ロンドン株式市場は反落。中国の貿易統計の内容がさえず、経済成長の弱さ
に対する懸念が再燃したことから鉱山株が大きく売られた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時、5456.09まで上昇したものの、その
後下げに転じた。
これまでの7営業日続伸で約20%値上がりしていた鉱山株<.FTNMX1770>が下落した。
強気な需要見通しを発表したリオ・ティント
アングロ・アメリカン
(Anglo American Sur)について、世界最大の産銅会社、チリ銅公団(コデルコ)が、株
式の49%を購入するオプションを行使するか1月に決定する意向を表明した。実現すれ
ばアングロ・アメリカンの成長戦略に影響が出る可能性がある。
過去7営業日で16%強上伸していた銀行株<.FTNMX8350>は、利益確定の売りに押され
た。
欧州株式市場は反落して引けた。9週間ぶりの高値で引けた前日から一転、予想を下回
る中国貿易統計が発表され、投資家の間で世界経済の見通しに対する懸念が広がった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.65ポイント(1.09%)
安の966.37。年初来では14%下げている。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は不安定な取引のなか、39.63ポイ
ント(1.67%)安の2332.52で引けた。
欧州中央銀行(ECB)がこの日公表した月報で、ユーロ圏の国債について民間債権者
に損失負担を強制すれば、ユーロの信認低下につながる恐れがあり、域内の銀行に悪影響
を与え、外為市場のボラティリティーを増幅すると警告したことから銀行株が大きく値下
がりした。
STOXX欧州600銀行株指数<.FTATBNK>は3.7%低下。
イタリアの銀行株の下落が目立った。同国政府の不安定要因に加え、多額の債務、国債
利回りの上昇に対する懸念が株安の要因となった。
イタリアのFTSE・MIB<.FTMIB>は3.7%下落し、ウニクレディト
12%、インテサ・サンパオロ
イタリアの債券を多く保有する仏銀も売られた。
BNPパリバ
ドイツ銀行
進めている域内銀行のストレステスト(健全性審査)で9%の「狭義の中核的自己資本
(コアTier1)比率」が求められた場合、同行および欧州の大手銀行は多額の追加資
本が必要になる見通し、と関係筋が明らかにした。
鉱山株など景気循環株にも売りが出た。
9月の中国貿易黒字が2カ月連続で縮小し、予想を下回ったことを受けて、エクストラ
ータ
<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが8月以来の水準に上昇した。その後に行われ
た同国の国債入札は底堅い内容となったほか、欧州中央銀行(ECB)がイタリア国債を
買い入たとみられるにもかかわらず、同国債利回りは大きく低下しなかった。
イタリアはこの日、5年債など4銘柄の国債入札を実施し、合計62億ユーロを調達し
た。入札は堅調な需要を集めたものの、入札結果が伝わる前に5.87%まで上昇したイ
タリア国債10年物
シスポイント(bp)高の5.83%で推移した。
エボルーション証券のアナリスト、エリザベス・アフセス氏は「心理的に非常に良くな
い」としている。
市場関係者によると、週初から買い入れを控えていたECBが、入札結果発表直後に
10年債を中心としたイタリア国債の買い入れを行った。
RIAキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は「入
札は比較的順調だったにもかかわらず、イタリア政府の財政政策に対するコミットメント
、および同国の政治リスクに対する疑念が存在するため、投資家はイタリア国債への投資
に対する消極姿勢を崩していない」と述べた。
独連邦債先物
独連邦債10年物
[東京 14日 ロイター]