上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
前場終値 2498.936 27.880安 658.3億元(上海A株)
寄り付き 2468.032 58.784安
前営業日終値 2526.816 99.607安 1168.3億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
前場終値 19258.51 1232.06安 544.3億香港ドル
寄り付き 19209.70 1280.87安
前営業日終値 20490.57 455.57安 996.0億香港ドル
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[上海/香港 9日 ロイター] 9日前場の香港株式市場は続落し、過去2年あまり
の安値に下落した。世界的な株の急落を受け、投資信託などが景気循環株や成長志向の銘
柄への売りを膨らませた。主要株価指数は1997年以来のアジア金融危機以来となる売
られ過ぎの水準に下落した。
ハンセン指数<.HSI>の前場終値は1232.06ポイント(6.01%)安の
1万9258.51。一時は8%近く下げる場面もあった。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は718.11ポイント(6.46%)
安の1万0395.34。
欧米の債務問題や信頼感の欠如、中国のインフレ圧力などを背景に、投資家がポジショ
ンの巻き戻しを加速させた。
あるトレーダーは「依然としてマクロ的な動きがみられる。投信の多くが、償還を想定
し寄り付きから売っていたとのうわさを聞いた」と述べた。
市場では、きょうの米連邦準備理事会(FRB)に注目が集まっている。
中国アルミ(チャルコ)<2600.HK>、CITICパシフィック<0267.HK>、中煤能源
<1898.HK>が値下がり上位を占め、中国アルミは9.5%安。
中国株式市場も続落。ただ、アジア全域が大幅安となるなか、比較的小幅な下げで前場
を終えた。
上海総合指数<.SSEC>は27.880ポイント(1.10%)安の2498.936。
朝方は3.5%下落する場面もあったものの、欧米の景気低迷で中国当局が追加利上げを
見合わせるとの期待で不動産株が買われ、下げが限定された。
この日発表された7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比6.5%で、予想を
上回った。
あるアナリストは「インフレ指標は総じて予想の範囲内だった。不動産株は金融政策動
向に非常に敏感なため、きょうの上昇は目先の利上げはないとの見方を反映している」と
述べた。
不動産株指数<.SSEP>は1.3%高で市場全体の下げを限定した。深セン上場の万科企
業<000002.SZ>は2.2%高。上半期が前年比5.9%の増益となったことを好感した。
保利房地産<600048.SS>は3.7%高。