31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・押し目拾いのスタンス、個別では底堅さが意識される銘柄も ・ドル・円は121円12銭付近、日本株と上海株の下落を受け弱含み ・Fリテ (TOKYO:9983)、ファナック (TOKYO:6954)、ダイキン (TOKYO:9984)で日経平均を81円押し下げ ■押し目拾いのスタンス、個別では底堅さが意識される銘柄も 日経平均は大幅に下落。
200.75円安の18935.57円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。
先週半ば以降のリバウンドに対する戻り待ちの売りが先行。
7月の鉱工業生産速報値が前月比0.6%低下の97.7と、予想(0.0%)を下回り、2ヶ月ぶりの低下となったことが嫌気された面もある。
その後いったんは売り一巡から下げ渋る動きをみせたが、中国・上海市場の弱い動きを受け、売り仕掛け的な動きに。
一部報道で「中国政府が株価買い支えを中止」と伝わったことから、利益確定の流れが強まった。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めているが、値上がり、値下がりが拮抗。
規模別指数では小型株指数のみがプラス圏で推移している。
セクターではパルプ紙、その他製品、金属、食料品などがしっかり。
一方で、保険、機械、鉄鋼、不動産、非鉄金属、倉庫運輸、電気機器などが冴えない。
先週半ば以降のリバウンドに対する利益確定は想定内であり、それでも19000円処での比較的底堅い値動きを期待していたが、ややハシゴを外された格好。
先週末の価格水準での推移であり、反動安の範囲内ではあるため、踏ん張りをみせたいところである。
また、中国は「中国政府が株価買い支えを中止」と伝わったことが下げの一因のようだが、抗日戦勝記念日を前に当局による株価下支えなども意識されやすいところである。
上海に過剰に反応をみせやすいところであるが、スタンスとしては押し目狙いである。
日経平均は先週末に空けたマド埋めが18810.05円であり、これを埋めてくるようなら、その辺りからの短期的なリバウンドを意識しておきたい。
また、指数は大きく下げているが、個別ではマイナスながらも底堅さが意識されている銘柄も多い。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は121円12銭付近、日本株と上海株の下落を受け弱含み ドル・円は121円12銭付近で推移。
日経平均株価と上海総合指数の値動きをにらみながらの取引。
日経平均は18935円57銭と28日終値から200円程度下げて前場の取引を終えたが、足元で日経平均先物は18840円と下げ幅を拡大。
また、上海株は節目の3000ポイントは上回っているもののマイナス圏で推移していることから、ドル売りの地合いとなっている。
午後の取引で日経平均と上海株の下げ幅がさらに縮小すれば、リスク回避のドル売り・円買いが増えることはないとみられているが、現時点では株価反転を期待したドル買いは増えていないようだ。
ドルは前週末から戻り売りが出やすく、目先株価が上昇に転じてもドルは上値の重い展開が予想される。
12時26分時点のドル・円は121円12銭、ユーロ・円は136円09銭、ポンド・円は186円85銭、豪ドル・円は86円48銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・Fリテ (TOKYO:9983)、ファナック (TOKYO:6954)、ダイキン (TOKYO:9984)で日経平均を81円押し下げ ・パルプ・紙が上昇率トップ、一部メディアで製紙各社の売電事業の収益伸長との報道 ・月末要因で短期資金のポジション整理を誘いやすい ☆後場の注目スケジュール☆ ・特になし <海外> ・15:00 独・7月小売売上高(前月比予想:+1.3%、6月:-2.3%) <SY>
・押し目拾いのスタンス、個別では底堅さが意識される銘柄も ・ドル・円は121円12銭付近、日本株と上海株の下落を受け弱含み ・Fリテ (TOKYO:9983)、ファナック (TOKYO:6954)、ダイキン (TOKYO:9984)で日経平均を81円押し下げ ■押し目拾いのスタンス、個別では底堅さが意識される銘柄も 日経平均は大幅に下落。
200.75円安の18935.57円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。
先週半ば以降のリバウンドに対する戻り待ちの売りが先行。
7月の鉱工業生産速報値が前月比0.6%低下の97.7と、予想(0.0%)を下回り、2ヶ月ぶりの低下となったことが嫌気された面もある。
その後いったんは売り一巡から下げ渋る動きをみせたが、中国・上海市場の弱い動きを受け、売り仕掛け的な動きに。
一部報道で「中国政府が株価買い支えを中止」と伝わったことから、利益確定の流れが強まった。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めているが、値上がり、値下がりが拮抗。
規模別指数では小型株指数のみがプラス圏で推移している。
セクターではパルプ紙、その他製品、金属、食料品などがしっかり。
一方で、保険、機械、鉄鋼、不動産、非鉄金属、倉庫運輸、電気機器などが冴えない。
先週半ば以降のリバウンドに対する利益確定は想定内であり、それでも19000円処での比較的底堅い値動きを期待していたが、ややハシゴを外された格好。
先週末の価格水準での推移であり、反動安の範囲内ではあるため、踏ん張りをみせたいところである。
また、中国は「中国政府が株価買い支えを中止」と伝わったことが下げの一因のようだが、抗日戦勝記念日を前に当局による株価下支えなども意識されやすいところである。
上海に過剰に反応をみせやすいところであるが、スタンスとしては押し目狙いである。
日経平均は先週末に空けたマド埋めが18810.05円であり、これを埋めてくるようなら、その辺りからの短期的なリバウンドを意識しておきたい。
また、指数は大きく下げているが、個別ではマイナスながらも底堅さが意識されている銘柄も多い。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は121円12銭付近、日本株と上海株の下落を受け弱含み ドル・円は121円12銭付近で推移。
日経平均株価と上海総合指数の値動きをにらみながらの取引。
日経平均は18935円57銭と28日終値から200円程度下げて前場の取引を終えたが、足元で日経平均先物は18840円と下げ幅を拡大。
また、上海株は節目の3000ポイントは上回っているもののマイナス圏で推移していることから、ドル売りの地合いとなっている。
午後の取引で日経平均と上海株の下げ幅がさらに縮小すれば、リスク回避のドル売り・円買いが増えることはないとみられているが、現時点では株価反転を期待したドル買いは増えていないようだ。
ドルは前週末から戻り売りが出やすく、目先株価が上昇に転じてもドルは上値の重い展開が予想される。
12時26分時点のドル・円は121円12銭、ユーロ・円は136円09銭、ポンド・円は186円85銭、豪ドル・円は86円48銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・Fリテ (TOKYO:9983)、ファナック (TOKYO:6954)、ダイキン (TOKYO:9984)で日経平均を81円押し下げ ・パルプ・紙が上昇率トップ、一部メディアで製紙各社の売電事業の収益伸長との報道 ・月末要因で短期資金のポジション整理を誘いやすい ☆後場の注目スケジュール☆ ・特になし <海外> ・15:00 独・7月小売売上高(前月比予想:+1.3%、6月:-2.3%) <SY>