日経平均は反落。
116.87円安の19525.87円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米国市場では、経済協力開発機構(OECD)による世界経済見通しの引き下げが嫌気され、NYダウ、ナスダックともに下落。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円安の19435円だった。
この流れを引き継ぐ格好から、利益確定の流れが先行した。
ただし、寄り付きの19457.05円を安値に下げ幅を縮めており、19500円を挟んでのこう着が続いている。
セクターではゴム製品、医薬品、精密機器が小じっかり。
一方で、電力ガス、鉱業、石油石炭、その他金融、保険、その他製品、非鉄金属、化学、情報通信などが利食いに押されている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。
個別では、日本郵政 (T:6178)、かんぽ生命保険 (T:7181)、ゆうちょ銀行 (T:7182)が上昇。
ファーストリテ (T:9983)、ダイキン (T:6367)、三井物産 (T:8031)などもしっかり。
一方で、銀行は強い値動きをみせていたが、前引けにかけて利食いも強まっており高安まちまち。
ソフトバンクグ (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、村田製 (T:6981)、アルプス電 (T:6770)などが冴えない。
短期的な過熱警戒から利益確定の流れとなっているが、日経平均は19500円を挟んでの底堅さが意識されている。
26週線を挟んでの推移であり、終値で上回っていれば、同線が支持線として意識されやすいだろう。
また、郵政グループ3社が堅調である。
インデックスに絡んだイベントによる需給要因を手掛かりとしている面もあるが、直近で調整しており、理想的な資金シフトといったところである。
また、銀行株が底堅い値動きをみせている。
三菱UFJ (T:8306)は上げ幅を縮め、三井住友 (T:8316)は下げに転じているが、いずれも陽線を形成しており、押し目買い意欲の強さが窺える。
また、トヨタ自 (T:7203)など自動車株もマイナスではあるが、こちらも陽線形成が目立つ。
電子部品株が重石となっているが、利食いの範囲内であり、トレンドは崩れていない。
理想的に過熱を冷ますなか、押し目買い意欲の強さから、次第に下げ幅を縮めてくる展開が期待される。
(村瀬智一)
116.87円安の19525.87円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。
9日の米国市場では、経済協力開発機構(OECD)による世界経済見通しの引き下げが嫌気され、NYダウ、ナスダックともに下落。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円安の19435円だった。
この流れを引き継ぐ格好から、利益確定の流れが先行した。
ただし、寄り付きの19457.05円を安値に下げ幅を縮めており、19500円を挟んでのこう着が続いている。
セクターではゴム製品、医薬品、精密機器が小じっかり。
一方で、電力ガス、鉱業、石油石炭、その他金融、保険、その他製品、非鉄金属、化学、情報通信などが利食いに押されている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。
個別では、日本郵政 (T:6178)、かんぽ生命保険 (T:7181)、ゆうちょ銀行 (T:7182)が上昇。
ファーストリテ (T:9983)、ダイキン (T:6367)、三井物産 (T:8031)などもしっかり。
一方で、銀行は強い値動きをみせていたが、前引けにかけて利食いも強まっており高安まちまち。
ソフトバンクグ (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、村田製 (T:6981)、アルプス電 (T:6770)などが冴えない。
短期的な過熱警戒から利益確定の流れとなっているが、日経平均は19500円を挟んでの底堅さが意識されている。
26週線を挟んでの推移であり、終値で上回っていれば、同線が支持線として意識されやすいだろう。
また、郵政グループ3社が堅調である。
インデックスに絡んだイベントによる需給要因を手掛かりとしている面もあるが、直近で調整しており、理想的な資金シフトといったところである。
また、銀行株が底堅い値動きをみせている。
三菱UFJ (T:8306)は上げ幅を縮め、三井住友 (T:8316)は下げに転じているが、いずれも陽線を形成しており、押し目買い意欲の強さが窺える。
また、トヨタ自 (T:7203)など自動車株もマイナスではあるが、こちらも陽線形成が目立つ。
電子部品株が重石となっているが、利食いの範囲内であり、トレンドは崩れていない。
理想的に過熱を冷ますなか、押し目買い意欲の強さから、次第に下げ幅を縮めてくる展開が期待される。
(村瀬智一)