金曜日の朝のアジア株式市場は、中国の景気が2018年第3四半期において予想以上に減速したことが示された後、下落した。
中国の経済成長率は事前の予想では6.6%と想定されていたが、結果は前年比6.5%と若干減速となった。ただしこれは2009年第1四半期以来の最も弱いペースである。
なお、中国のこれまでのレポートでは、2018年の公式な成長目標は約6.5%であるとしていた。中国の第3四半期のGDP成長率1.6%は予想を下回り、また4月から6月に見せた1.8%の成長率と比較しても低調に推移した。
オーストラリア連邦銀行のシニア通貨ストラテジストであるエリアス・ハダッド氏は「世界経済の低迷、中米の地政学的/貿易的懸念、FOMCによる利上げの可能性の高まりは投資意欲を圧迫している」と述べている。
上海総合指数と 深セン総合指数は、午前11時25分にそれぞれ0.03%と0.2%の上昇。一方、香港のハンセン指数は0.4%低下している。
中国の銀行業監督管理委員会と保険監督管理委員会の郭樹清氏は、「中国は保険会社が流動性リスクを緩和するように設計された商品の販売を開始できるようにする」と述べた。
その他の地域では、日本の 日経225は1.3%安、韓国のコスピは0.4%安となった。
オーストラリアの ASX 200も0.3%減少した。
S&P 500インデックスは1.44%、 ナスダック総合指数は2.06%とそれぞれ下落しダウ平均も1.27%値を下げた。
ドナルド・トランプ米大統領はサウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショーギ記者が失踪している件に関して、木曜日に「3つの異なる調査結果を待っている」と語ったが、消息に関しては「(死亡したように)見える」と語り、ジャマル・カショーギ記者が殺害されたのであれば非常に重要な事になると警告した。