29日のアジア株は下落。米司法省は28日、ファーウェイと同社の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を起訴したと発表した。
日本時間午前11時30分時点において、中国の上海総合指数と深線セン総合指数はそれぞれ、0.5%安、0.9%安となっている。 香港ハンセン指数も同様に0.6%安となっている。
また米司法省は、米通信大手TモバイルUSの企業秘密を盗み出したり司法妨害した罪でファーウェイを起訴している。
米司法長官代行のマシュー・ウィテカー氏は、プレスコンファレンスで米司法省は孟晩舟CFOの引き渡しを求めていることを明らかにした。
同氏は「我々は適切な期限を設けて、引き渡しと、関連する資料を犯罪人引渡し条件に基づき要求する」と延べた。1月30日が提出期限である。
Tモバイルに関する起訴に対して、中華人民共和国工業情報化部は、中国政府は「不当であり、インモラル」であるとしているとロイターに語った。
このニュースは、今週和心とで行われる米中通商協議を前に衝撃を与えた。中国の劉鶴副首相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は30、31両日に通商協議が予定されている。
日本の日経平均株価は0.6%安である。また、ANAホールディングス (T:9202)は、ロイターにボーイング(NYSE:BA)の小型機購入を検討していることがわかった。対アメリカで貿易黒字が大きいため、日本はトランプ政権から1つのターゲットして圧力を受けている。
他方では、韓国の 韓国総合株価指数は0.2%安となっている。
オーストラリアの ASX 200は0.6%安。ANZ Banking Group (AX:ANZ)は2.3%安、 the Commonwealth Bank Of Australia (AX:CBA)は1.4%安、Westpac Banking Corp (AX:WBC)は2.3%安、the National Australia Bank Ltd (AX:NAB)は1.9%安と、金融セクターが下落を牽引している。