投資家が大阪サミットの進展を注視する中、28日のアジア市場は低迷している。しかし29日の米中首脳会談を前に投資家たちは注意を払っている。
28日午後4時27分時点の中国上海総合指数は0.60%安の2978.88。深セン総合指数は0.66%安の9178.31。
29日に予定されている米中首脳会談に注目が集まる。対中追加関税発動が延期されるとの報道があった一方で、トランプ米大統領は協議が決裂すれば追加関税も辞さないと言明している。
中国側が「均衡の取れた」貿易協議を望む一方で、ライトハイザー米通商代表は劉鶴副総理との電話会談で「均衡」はありえないと発言。CNBCが報じた。
中国の習近平国家主席は28日、G20サミットを控え大阪を訪れているアフリカ諸国の首脳らと会談した。「米国は自国の利益を最優先しているが、他国の利益を損ねる行動は支持を得られないだろう」として米国による「いじめ行為」を批判した。中国外務省でアフリカを担当する戴兵氏が明かした。
香港ハンセン指数は0.34%安の28522.84。
日経平均株価 は0.29%安の21275.92。トランプ米大統領は本日午前、安倍総理と会談を行い日米貿易協議を加速させる方針を確認した。
トランプ米大統領は対日貿易赤字に言及。一方で安全保障や日本による米国からの軍事品輸入に関する発言は無かったという。
韓国のKOSPIは0.17%安の2130.62。
オーストラリアのS&P/ASX200は0.71%安の6618.80。