本日と明日は韓国株式市場は祝日のため休場となる。
市場参加者が少ない中、外国為替市場ではドル/ウォンが下落中だ。午後5時15分時点で0.62%安の1182.28となっている。世界的なリスクオンのセンチメントの中で本日もドル安が進んでおり、ドル/オフショア人民元もまた0.40%安となっている。テクニカル的にいえばドル/ウォンは節目の1180あたりではいったん下落が止まる可能性はある。しかし、値動きはドル安がどこまで進むかによるので、さらにリスクオンが継続すれば1170~75あたりまでは下落するかもしれない。ちなみにここは週足のレジスタンスゾーンにあたり、日足の上昇トレンドのサポートラインにもぶつかるため、簡単には下抜けないと考えられる。
本日はECB理事会が最大の注目イベントになる。多くのエコノミストや投資家は何らかの量的緩和(QE)再開があると予想しているが、独仏の中央銀行総裁は懸念を表明しており、退任が近いドラギ総裁がどこまで踏み込むかが焦点となる。現在の強い株価の上昇はECBの金融緩和を相当程度織り込んでおり、予想以下の内容だと大きな下落を招く可能性がある(強い上昇の後だけに予想通りであっても下落の可能性はある)だろう。
12月限日経225先物は2万1600円、ダウ平均先物は2万7218ドルと74ドル高となっている。