3日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり4銘柄、値下がり220銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅続落。
440.67円安の21337.94円(出来高概算6億1225万株)で前場の取引を終えた。
前日の米国株式市場は、9月ADP雇用報告が予想を下振れたことによる米景気後退への懸念のほか、米通商代表部(USTR)が欧州連合(EU)からの輸入品に追加関税を発動すると発表したことにより、米欧の貿易摩擦懸念の高まりから主要3指数は揃って大幅に続落。
これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円安の21345円になり、為替市場でも円高・ドル安が進行するなか、本日の東京市場には朝方から売りが先行した。
その後、ドル円が1ドル=107円を一時割り込んだほか、9月の月次動向が嫌気された指数インパクトの大きいファーストリテ (T:9983)に対する短期筋の売りも加わったことで、日経平均の下げ幅は一時500円を超える場面もあった。
値下がり寄与トップは、前述したファーストリテ、同2位はソフトバンクG (T:9984)となり、2銘柄で指数を約86円分押し下げたほか、ファナック (T:6954)、信越化 (T:4063)、ファミリーマート (T:8028)、京セラ (T:6971)などがそれに続いた。
前日に9月の月次動向を発表したファーストリテの既存店売上高は前年同月比4.2%減となり、2カ月ぶりのマイナスに転じている。
客数が同0.4%増加した一方で、客単価が同4.6%低下した。
月を通して気温が高く推移したことで、秋冬物などの販売が伸び悩んだとみられる。
駆け込み需要などの発生は限定的だったほか、他の衣料品専門店がプラスとなるなかで相対的な苦戦が意識される格好となった。
なお、値上がり銘柄は、東京エレクトロン (T:8035)、第一三共 (T:4568)、DeNA (T:2432)、スクリン (T:7735)の4銘柄のみであった。
*11:30現在日経平均株価 21337.94(-440.67)値上がり銘柄数 4(寄与度+5.19)値下がり銘柄数 220(寄与度-445.86)変わらず銘柄数 1○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:8035) 東エレク 20935 120 +4.32 (T:4568) 第一三共 6558 17 +0.61 (T:2432) DeNA 1952 18 +0.19 (T:7735) スクリン 6560 10 +0.07○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 61960 -1800 -64.84 (T:9984) ソフトバンクG 4103 -97 -20.97 (T:6954) ファナック 19495 -510 -18.37 (T:4063) 信越化 11215 -275 -9.91 (T:8028) ファミリーマート 2550 -68 -9.80 (T:6971) 京セラ 6583 -136 -9.80 (T:6367) ダイキン 13885 -260 -9.37 (T:4543) テルモ 3296 -58 -8.36 (T:4911) 資生堂 8513 -211 -7.60 (T:9735) セコム 9654 -184 -6.63 (T:7203) トヨタ 6975 -184 -6.63 (T:9613) NTTデータ 1381 -35 -6.30 (T:4503) アステラス薬 1478.5 -32.5 -5.85 (T:7951) ヤマハ 4665 -160 -5.76 (T:4021) 日産化学 4190 -160 -5.76 (T:7269) スズキ 4433 -152 -5.48 (T:2801) キッコーマン 5170 -140 -5.04 (T:4519) 中外薬 8060 -140 -5.04 (T:7267) ホンダ 2749 -69 -4.97 (T:4901) 富士フイルム 4572 -137 -4.94